松山英樹は“現状維持”ならポイントランク56位 池に3回「73」

17番で3度目の池(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇3Mオープン 3日目(28日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7431yd(パー71)

最終ホールに向かう途中、ギャラリーからの声援に硬い表情でうなずいた。松山英樹は4バーディ、2ボギー2ダブルボギーの「73」で終え、10位から通算6アンダー39位に後退した。

厳しい表情の一日(撮影/田辺安啓(JJ))

第3ラウンドのフェアウェイキープ率は42.86% (6/14)、パーオン率61.11% (11/18)とショットに苦戦した一日だった。池にも3回つかまり、この日は2番でダブルボギーが先行。3Wのティショットが右サイドの池に入り、ドロップしたラフからの3打目はグリーン左奥のバンカーにつかまって4オン2パットでつまずいた。

4番からの連続バーディで取り戻したが、6番(パー5)で再び池。右ラフから2オンを狙ったショットが届かず、打ち直しの4打目で4mにつけたがカップに蹴られて入らなかった。通算1オーバーで入った後半も17番(パー3)でティショットが池につかまりダブルボギー。通算3オーバーに後退して入った18番(パー5)は、2打目でグリーンをとらえて久々に声援を浴びた。10m超のイーグルパットはカップに消えずバーディでフィニッシュした。

ショットに苦戦した一日だった(撮影/田辺安啓(JJ))

予選ラウンドに続き、この日もプレーを終えて練習場に向かわずコースを去った。現状の39位では、大会終了後のフェデックスカップランキングは54位から56位に後退する見込み。ランキング上位30人が出場できるプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」は、4週後に迫っている。(ミネソタ州ブレイン/谷口愛純)

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