水戸市民会館(茨城県水戸市泉町)の開館を記念した「市民会館音楽祭」が29日、同館で始まった。小中高の吹奏楽部や合唱団など30団体、園児から高齢者までの約1200人が歌やダンス、演奏を繰り広げ、来場者を楽しませた。市と市内の音楽関係者でつくる実行委が主催した。
会場は館内のやぐら広場とグロービスホール(大ホール)が使われた。同広場には県立水戸二高書道部が手掛けた縦10メートル、横3メートルの垂れ幕2枚も掲げられ、雰囲気の盛り上げに一役買った。吹き抜けの同広場は、1階だけでなく2階や3階の手すり際から見入る多くの人でにぎわった。
曲に合わせて手拍子を続けた、水戸市新原の亀田恵子さん(60)は「思わず雰囲気に乗ってしまった。通りすがりに聞くと、テーマパークに来たようでとてもいい。ぜひ毎年の行事にしてほしい」と期待した。
同音楽祭は30日も開かれ、市内小中高の吹奏楽部の演奏などが披露される。