守ってやんべ! “チビ栄一”小林優仁さん、再び深谷へ 「中の家」改修PR 市長に「名誉市民」おねだりも

定例会見に同席した小林優仁さん。左が小島進市長=埼玉県深谷市役所

 NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公、渋沢栄一の幼少期を演じた小林優仁さん(12)が25日、旧渋沢邸「中の家(なかんち)」のリニューアルオープンの発表に一役買った。「中の家」の見学に訪れ、定例記者会見に同席した。

 ドラマの撮影をしたのは小学2年生の時。6年生になった小林さんが「守ってやんべ、深谷市を」と元気よくあいさつすると、室内から笑いを誘っていた。

 「青天を衝け」への思いを聞かれると、「僕にとってスタートで、来年は(渋沢栄一が図柄の)新1万円札が出るのですごく縁起がいい。紙幣を見るたびに深谷市と(栄一を演じた)吉沢亮さんのことを思い出します」と話していた。

 「中の家」の屋根瓦の改修工事で自身の名前を気合を入れて瓦に書いたことも報告。小島市長が「どういう俳優を目指しますか」と尋ねた。「一番なりたいのは名誉市民ですかね」と返すと、室内はさらに笑いに包まれた。小島市長も「考えておきましょう」とうれしそうにしていた。

 小林さんはNHK朝ドラ「らんまん」の主人公・槙野万太郎の少年期も演じている。

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