金沢工業大学、フランス・ボルドーで開催された世界最大のロボット競技会「RoboCup2023」で準優勝

金沢工業大学ロボティクス学科出村研究室の「Happy Robotチーム」は、2023年7月6日から9日にかけてフランス・ボルドーで開催された世界最大のロボット・人工知能競技会「RoboCup 2023」に出場し、@Home Education Workshop and Challenge2023(@Home Edu)で世界2位の快挙を達成した。

「RoboCup」は人工知能とロボットの研究開発を促進するための世界最大のロボット競技会で、第26回目の今大会には世界45ヶ国から競技者2500人、参加者15000人が参加。金沢工業大学からは、ロボティクス学科4年の金澤祐典さん、大西真気さん、ロボティクス学科1年の山崎奏さん、ロボティクス学科出村公成教授らがHappy Robotチームとして出場した。

Happy Robotチームが参加した「@Home Edu」は、近い将来に家庭で人間の生活を助ける生活支援ロボットの技術開発を目的としている@Homeリーグの中で、特に教育にフォーカスした競技会。中国から2チーム、スペイン、フランス、イタリア、エジプトから1チーム、日本からは金沢工業大学と立命館大学の計8チームが参加した。

競技はStage1とStage2(Final)の合計点で競われ、Stage1では、ロボットが主人のために外に停まっている車まで荷物を運ぶのを手伝う競技やロボットが客の名前しか知らない主人のために、パーティー客に関する様々な情報を収集して、主人に伝える競技などを実施。Stage2は、自分たちの開発したロボットを物語性をもったデモンストレーションでプレゼンする競技で、Happy Robotチームは、指導教員の出村教授の「夫婦喧嘩」をロボットが仲直りさせるというストーリーのデモを実施した。

【大会結果(総合順位)】

1位Try Forever (Macau Pui Ching Middle School) 中国の私立中学校

2位Happy Robot (金沢工業大学)

3位FAMBOT (Macau Pui Ching Middle School) 中国の私立中学校

4位Stress Overflow (Rey Juan Carlos University) スペインの公立研究大学

5位Lycee Daguin (Lycee Fernand Daguin) フランスの高等学校

参考:【金沢工業大学】【ChatGPTの中核技術である深層学習Transformerを搭載】フランス・ボルドーで開催された世界最大のロボット競技会RoboCup2023準優勝。ロボティクス学科出村研究室・Happy Robotチーム

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