防災や減災 実験を通して楽しく学ぶ 長崎地方気象台でフェア

雨量計の仕組みを学ぶ児童=長崎地方気象台

 長崎市南山手町の長崎地方気象台で29日、「防災・減災 お天気フェア」があり、市内外から訪れた小中学生らが、気象実験を通して雲や竜巻が発生する仕組みなどを学んだ。
 実験では、水蒸気を含んだ空気を一気に冷やしてペットボトルの中に雲を発生させたり、うちわを煽(あお)いで台風と同程度の風を作ったりした。また、雨量計にじょうろで水を流し入れ、降水量をどのように観測するのか確認した。
 長崎大教育学部の学生らによるお天気リポーター体験や日本赤十字社による心肺蘇生法体験、日本防災士会による防災クイズなどもあった。
 母と妹と訪れた諫早市立諫早中1年の西谷夏姫さん(13)の夢は気象予報士。「(実験で)雨粒を見たり、雲を作ったりするのが楽しかった。夢をかなえたいという思いが強くなった」と話した。

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