シャキッと甘い滝沢スイカ 盛岡・中央卸売市場で初競り

威勢のいいかけ声とともに始まった滝沢スイカの競り。武田哲市長(右)がスイカのかぶり物姿で盛り上げた

 岩手県内一の生産量を誇る滝沢スイカの初競り式は29日、盛岡市羽場の市中央卸売市場で行われた。最高値は1箱(2個入り)7万円で、2019年と並ぶ過去最高額。馬ふんの堆肥を使った特製スイカも発売され、滝沢の夏の特産品として売り出す。

 武田哲滝沢市長がスイカのかぶり物姿で登場し、「例年通り糖度があり、食感も良く素晴らしい出来だ。熱中症予防にも効果的で、多くの方に旬の味を楽しんでもらいたい」とあいさつ。市場には競り人の威勢のいいかけ声が響いた。

 両市で青果店を営む桜糀康人さん(66)が最高額で落札し、「初競りを迎え、真夏が来たなという感じ。(競りでは)思い切りました」と満面の笑みを見せた。

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