腰に優しい生活習慣をつけよう!心と体が整えば腰痛は治る理由とは?【腰痛の話】

心と体を日頃からケアして腰痛撃退!

腰痛の改善・予防を目指すセルフケアやエクササイズを紹介してきました。こうした運動の効果を定着させるためにも、普段から「腰痛を起こしにくいライフスタイル」が実践できれば理想的です。そこで本章では、心と体の両面から「腰に優しい」暮らしの中のノウハウを、様々な角度から提案していきます。

例えば、精神の不調が引き起こす腰痛対策として、自律神経を正常に保つ睡眠術や入浴法のほか、貧乏ゆすりがもたらす思わぬ効果も紹介。さらに、自分でストレスをコントロール、軽減できるマネージメント・スキルもとり上げています。

悪い姿勢に起因するトラブルには、腰への負担が少ない歩き方や座り方をはじめ、顔を洗うとき、荷物を持つときの注意点など、普段の何気ない動作からもアプローチ。また、腰痛の大敵、冷えを解消するため、血行促進をはかる「温活」の有効性にも言及します。

腰痛の元凶となっている「心の乱れ」「悪い姿勢」「筋肉の衰え」を、心と体を整えることで解消し、次第に腰痛を遠ざけていく環境を整えるのが第3章を通したテーマです。ここでお伝えしたものを一気に全てやるのではなく、1つでもいいので、まずは気軽にできそうなものから始めてみましょう。少しずつでも続けていけば、確実に「健やかな腰」へと近づいていきます。

腹筋を鍛えなければ正しい姿勢をキープできない!

腹筋と背筋は3:7の筋力バランスで、上体を前後から支えています。腰に優しい姿勢を維持するには、背筋と同様に腹筋の活性も行いましょう。

体を前後から支える筋力バランスを守る

腹筋と背筋は、前後から挟み込むようにして上体を支えています。背筋と同様に腹筋も活性しなければ、体幹にアンバランスが生じて、姿勢の維持もままなりません。

出典:『専門医がしっかり教える 図解 腰痛の話』著/吉原潔

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【書誌情報】
『専門医がしっかり教える 図解 腰痛の話』
著:吉原潔

今や4人に1人が悩んでいるとも言われる国民病である『腰痛』。ぶつけた、痛めた、ぎっくり腰といった原因がハッキリしている腰痛だけでなく、『脊柱管狭窄症』『椎間板ヘルニア』『ぎっくり腰』などによる痛みや、病院で検査しても特に異常が無いと言われるものまで、痛みの原因は多種多様にあります。しかし、そんな痛みに対して痛み止めや筋弛緩剤などの薬で対処療法だけをしていても根本の治癒にはなかなか繋がらないため、しっかりと『腰痛の原因』と向き合うことが大切です。本書ではそんな腰痛を治して、長い人生を痛み無く健康に過ごすために、『脊柱脊髄外科専門医』と『フィットネストレーナー』という2つの肩書を持つ腰痛の名医による、腰痛が治らない意外な原因と、骨と筋肉にアプローチする自宅でできる腰痛のセルフケア法を紹介します。

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