クロフォードが4団体統一王者に ボクシング史上初めて2階級で

3団体王者のエロール・スペンスを攻めるテレンス・クロフォード(左)=ラスベガス、29日(ゲッティ=共同)

 ボクシングのウエルター級世界4団体王座統一戦は29日、米ラスベガスで行われ、世界ボクシング機構(WBO)王者のテレンス・クロフォード(米国)が世界ボクシング評議会(WBC)など3団体王者のエロール・スペンス(米国)に9回TKO勝ちし、4団体王座統一を果たした。スーパーライト級に続き、史上初めて2階級での4団体統一王者となった。

 無敗同士の対決で、35歳のクロフォードは2回に右で倒し、主導権を握った。7回に2度ダウンを奪うと、9回に猛攻を浴びせたところで、レフェリーが試合を止めた。クロフォードが40戦全勝(31KO)、プロ初黒星のスペンスは28勝(22KO)1敗となった。(共同)

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