韓国、元挺身隊の原告女性が死去 一、二審で勝訴し最高裁で係争中

金在林さん=2018年10月、韓国・光州(共同)

 【ソウル共同】韓国で元朝鮮女子勤労挺身隊員らを支援する市民団体は30日、三菱重工業を相手取った訴訟の原告の金在林さん(93)が老衰のため、南西部・光州市の療養病院で同日死去したと明らかにした。一、二審で勝訴し、現在は韓国最高裁で係争中。

 団体によると、14歳の時に三菱重工の名古屋の工場へ動員され、過酷な労働を強いられた。2018年に高裁で勝訴判決が出た際「私たちが生きている間に、一日も早く補償が実現することを望む」と述べていた。

© 一般社団法人共同通信社