新潟県の運転免許作成システムに障害、498人に即日交付できず 聖籠町の免許センターと長岡支所、計4府県警で発生

 7月30日午前7時35分ごろ、警察庁の「運転者管理システム」に障害が発生し、新潟県運転免許センター(聖籠町)と運転免許センターの長岡支所(長岡市)で一時、免許証が作成できず、更新などの手続きを終えた人に交付できない状態になった。群馬と大阪、岡山を合わせた計4府県警の運転免許試験場や免許センターで同様の事態が起きた。新潟県警などは郵送などの方法で後日交付する。

 警察庁によると、各地の警察からのアクセスを管理する装置に障害が起きた。午前10時20分ごろ復旧し、4府県警の試験場などでも順次、交付を再開した。外部からのサイバー攻撃ではないとみられ、原因を調べている。

 新潟県警によると、30日に免許証を受け取れなかったのは498人。群馬は約130人、大阪は最大で約1500人、岡山は約420人という。

 運転免許に関するシステムは各都道府県警が管理していたが、警察庁のシステムに移行を進めている。新潟県警は今年2月に、他の3府県警も今年3月までに移行していた。

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