リバプールがレスターに4発快勝! シンガポールツアー初戦を圧勝で飾る【国際親善試合】

[写真:Getty Images]

国際親善試合のリバプールvsレスター・シティが30日にシンガポール国立競技場で行われ、リバプールが4-0で快勝した。

トップ4圏外の5位フィニッシュとなった昨シーズンからの巻き返しを図るリバプール。カールスルーエ、グロイター・フュルトとドイツ勢とのフレンドリーマッチを1勝1分けで終えたクロップ率いるチームは、シンガポールへのプレシーズンツアーを実施中。その初戦ではチャンピオンシップ(イングランド2部)に降格したレスターと対戦した。

ドイツ人指揮官はこの一戦に向けてGKにケレハー、中盤にクラークという控え選手を起用したものの、バックラインはファン・ダイクやアレクサンダー=アーノルド、3トップにサラー、ヌニェス、ジョタと主力を起用。また、マク・アリスターも右のインサイドハーフに入った。

ややボールが落ち着かない立ち上がりにカウンターからエンディディに続けて決定機を許したリバプールだが、GKケレハーのビッグセーブなどで冷静に凌ぐ。

すると、15分を過ぎた辺りから完全にボールの主導権を掌握。アレクサンダー=アーノルドの鋭い枠内シュートなどで決定機まで持ち込むと、ここからハーフコートゲームを展開していく。

アタッキングサードの連携、精度でややフィーリングが合わない場面も見受けられたが、それを修正した前半半ば過ぎから攻撃が機能。まずは30分、中央でアレクサンダー=アーノルド、マク・アリスターと繋いでボックス左のジョタの足元に縦パスが入ると、すかさず左足の反転シュート。これはGKに弾かれたものの、ファーでこぼれ球に詰めたヌニェスが冷静に流し込み、プレシーズンマッチ3試合連続ゴール。

さらに、畳みかけるレッズは35分、再び中央での細かい繋ぎからボックス手前右のサラーが丁寧に内側へ落とすと、これに反応した18歳MFクラークが狙いすました右足のダイレクトシュートをゴール左隅に突き刺す。続く38分には左サイドからドリブルで内側へ切り込んだジョタが一度右のサラーに預けてゴール前に潜っていくと、絶妙な浮き球クロスを完璧なヘディングシュートで合わせた。

そして、序盤こそバタついたものの、マレスカ率いる新生フォクシーズに完成度の差を見せつけたリバプールが3-0のスコアで試合を折り返した。

迎えた後半、リバプールはGKケレハーを除くフィールドプレーヤー全員を変更。ジョー・ゴメスやマティプ、新戦力のソボスライ、ルイス・ディアスやガクポらがピッチに入った。

大幅なメンバー変更の影響もなく、後半も相手陣内でハーフコートゲームを展開するリバプール。ディアスのドリブルやガクポが前線で起点を作り、厚みのある攻撃を仕掛ける。

その後、60分過ぎにはソボスライがボール奪取からの見事なロングシュートでスタンドを沸かせると、直後の64分に後半最初のゴールを奪取。ソボスライの左CKをニアのマティプが頭でフリック。これをファーにポジションを取っていたドークがうまく頭を振ってコースを変えた。

これで試合の大勢が決した中、リバプールは以降も危なげなく試合をコントロール。70分過ぎにはレスターの波状攻撃からダカ、デューズバリー=ホールに続けて決定機を許すが、ここはDFの身体を張ったブロックなどで耐える。

その後は5点目こそ奪えなかったものの、ポジション奪取へ意気込むアタッカー陣が最後まで積極的にゴールを目指し続ける上々のパフォーマンスをみせ、このまま4-0で試合を終わらせた。

シンガポールツアー初戦で快勝のリバプールは、8月2日に再びシンガポール国立競技場でバイエルン戦を戦う予定だ。

リバプール 4-0 レスター・シティ

【リバプール】

ヌニェス(前30)

クラーク(前35)

ジョタ(前38)

ドーク(後19)

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