【クイーンS】齋藤新「リズムだけを重視したレース運び」ドゥーラが重賞2勝目

7月30日、札幌競馬場で行われたG3・クイーンステークスは、1番人気のドゥーラが快勝。軽量51キロも相まって、強豪古馬相手に外から力でねじ伏せた。

クイーンS、勝利ジョッキーコメント
1着 ドゥーラ
斎藤新騎手
「2週前から追い切りに跨がらせていただいて、牧場でもしっかりやってくれていたので、ほとんど函館に入厩した時にはもう馬が出来ている様な状態だったので、あとは終いの反応だったり、僕との感触を確かめ合いだけだったので、すごく調整自体は上手くいったかなと思います。正直、自信をすごく持って乗っていたので、このドゥーラが一番強いぞという気持ちで、斤量も軽いですし、ほんとロス無く、この馬のリズムだけを重視したレース運びに徹底しました。オークスに乗せていただいた、長く良い脚を使う馬だなというのは僕もずっとコンビ組ませていただいてて分かっていたので、ほんとイメージ通りのところから仕掛けられましたし、それに最後まで馬がしっかり応えてくれたなという印象です。オークス3着からのこのクイーンステークスの勝ちでこの世代でも力があるというのは証明出来たと思うので、これから秋に向けて恥ずかしくないような競馬を、ドゥーラと一緒に僕自身歩んで行けたらと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

30日、札幌競馬場で行われた11R・クイーンステークス(G3・3歳上オープン・牝・芝1800m)は、斎藤新騎乗の1番人気、ドゥーラ(牝3・栗東・高橋康之)が快勝した。1馬身差の2着に9番人気のウインピクシス(牝4・美浦・上原博之)、3着に3番人気のコスタボニータ(牝4・栗東・杉山佳明)が入った。勝ちタイムは1:46.7(良)。

2番人気でC.ルメール騎乗、ルビーカサブランカ(牝6・栗東・須貝尚介)は、4着敗退。

絶好の手応えで進出

斎藤新騎乗の1番人気、ドゥーラが鮮やかな差し切りを決めて重賞2勝目を飾った。レースでは中団馬群でじっくりと構え、勝負どころで堂々と外から進出。1頭違う手応えで押し上げていき、直線でも力強くライバルを圧倒した。この勝利で通算3勝目、全て札幌と得意のコースで、軽量51キロも相まって見事に差し切った。

ドゥーラ 8戦3勝
(牝3・栗東・高橋康之)
父:ドゥラメンテ
母:イシス
母父:キングヘイロー
馬主:サイプレスホールディングス
生産者:グランデファーム

【全着順】
1着 ドゥーラ 斎藤新
2着 ウインピクシス 横山武史
3着 コスタボニータ 松山弘平
4着 ルビーカサブランカ C.ルメール
5着 イズジョーノキセキ 岩田康誠
6着 トーセンローリエ 吉田隼人
7着 ミスニューヨーク M.デムーロ
8着 キタウイング 江田照男
9着 ライトクオンタム 武豊
10着 ローゼライト 鮫島克駿
11着 サトノセシル 佐々木大輔
12着 ビジン 藤岡佑介
13着 ジネストラ 三浦皇成
14着 グランスラムアスク 古川奈穂

© 株式会社競馬のおはなし