岩佐歩夢に次戦5グリッド降格のペナルティ下る。ハウガーとの接触により/FIA F2第11戦レース2

 7月30日にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催された2023年FIA F2第11戦のフィーチャーレース(決勝レース2)。

 このレースでリタイアとなった岩佐歩夢(ダムス/レッドブル&ホンダ育成)に対し、オープニングラップのターン6で発生したデニス・ハウガー(MPモータースポーツ/レッドブル育成)との接触について、次回出場レースでの5グリッド降格という裁定が下った。また岩佐にはペナルティポイントが2点追加されている。

 16番手からスタートした岩佐は、硬めのプライム(ミディアム)タイヤを装着し、上位浮上を狙った。しかし、オープニングラップのターン6で同じレッドブル育成のハウガーと接触。

 これにより、ハウガーはマシンを止めることとなり(※ハウガーに対してはオフィシャルのおしがけによるエンジン再始動/FIA F2スポーティングレギュレーション第22条4違反により、失格の裁定が下っている)、岩佐もサスペンションにダメージを受け、リタイアに終わった。

 レース後、岩佐とハウガーの接触について調査するべく、スチュワードはそれぞれのドライバーとチーム代表者を召喚。

 ヒアリングの結果、『11号車のドライバー(岩佐)はターン5でミス。ターン6でウェットラインを走行するも再加速の際にリヤのグリップを失い、1号車(ハウガー)に接触した』としてスチュワードは、接触原因は岩佐と判断。

 岩佐に対し、FIA国際競技規則付則L項第4章第2条(d)違反として、次回出場レース(第12戦スプリントレース)のグリッドを5グリッド降格、さらにペナルティポイント2点の加算という裁定が下った。

2023年FIA F2第11戦スパ・フランコルシャン 岩佐歩夢(ダムス/レッドブル&ホンダ育成)

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