宮市亮の「アーセナル抜きの同僚ベストイレブン」も実はすごい

Jリーグを経ずに高校卒業後にアーセナルへと渡り、それからフェイエノールト、ボルトン・ワンダラーズ、ウィガン・アスレティック、トゥウェンテ、ザンクト・パウリと所属した宮市亮。ヨーロッパでは怪我に苦しめられた。

2021年に日本へ戻り横浜F・マリノスで復活を遂げ、昨年の前十字靭帯断裂からも回復。ピッチに戻って再びそのスピードを見せつけている。

今回は「宮市亮がヨーロッパでともにプレーしてきたベストイレブン」を選出。ただ、アーセナルを選んでしまうと全員そうなってしまうので今回は「アーセナル抜き」で選んでみた。

GK:アリ・アル・ハブシ

国籍:オマーン

宮市亮とともにプレーしたクラブ:ウィガン・アスレティック

現在:引退

ボルトン時代のヤースケライネン、フェイエノールト時代のボグダーン、ザンクト・パウリ時代のブローダーゼンと迷ったが、宮市亮と仲が良かったという点も含めてアリ・アル・ハブシに。

オマーンからプレミアリーグに行ったという中東の天才GKは、ウィガンで100試合以上にプレーするなど同国の歴史を大きく変える選手となった。

CB:ステファン・デ・フライ

国籍:オランダ

宮市亮とともにプレーしたクラブ:フェイエノールト

現在:インテル

後にラツィオでブレイクし、2018年からはインテルで長くプレーしているオランダ代表DF。フェイエノールトの下部組織出身で、2009年にトップチームへと昇格した。もちろん宮市亮が所属していたときの主力である。

CB:ギャリー・コルドウェル

国籍:スコットランド

宮市亮とともにプレーしたクラブ:ウィガン・アスレティック

現在:エクセター・シティ監督

セルティック時代には中村俊輔ともともに戦っていたため、日本でも知名度が高いギャリー・コルドウェル。2010年にセルティックを退団してからウィガン・アスレティックに移籍し、そこで宮市亮と同僚になっている。

CB:ブルーノ・マルティンス・インディ

国籍:オランダ

宮市亮とともにプレーしたクラブ:フェイエノールト

現在:AZアルクマール

現在AZアルクマールで菅原由勢とともにプレーしているオランダ代表DF。フェイエノールトの下部組織出身で、2010年にデビューしてからすぐにポジションを掴み、宮市亮とも何度も同じピッチに立った。

右WB:ヘスス・コロナ

国籍:メキシコ

宮市亮とともにプレーしたクラブ:トゥウェンテ

現在:セビージャ

メキシコ代表71試合に出場してきた名アタッカー。サイドバックからFWまでこなすユーティリティな選手であり、2013年に加入したトゥウェンテを経てFCポルトに移籍して大ブレイクした。昨年セビージャへと移籍している。

左WB:マルコス・アロンソ

国籍:スペイン

宮市亮とともにプレーしたクラブ:ボルトン・ワンダラーズ

現在:バルセロナ

昨年チェルシーからバルセロナに移籍した左利きのスペイン人サイドバック。元々レアル・マドリーの下部組織出身だが2010年夏に出場機会を求めてボルトン・ワンダラーズへと移籍し、イングランドでそのプロキャリアを加速させた。

CMF:ジョルジニオ・ワイナルドゥム

国籍:オランダ

宮市亮とともにプレーしたクラブ:フェイエノールト

現在:PSG

宮市亮とともにフェイエノールトでプレーしていたときには、自己中心的なトップ下やウイングという印象だったワイナルドゥム。攻撃面で期待されていた選手だったが、その後ニューカッスルに移籍して献身的なプレーを身につけ、リヴァプールでは運動量豊富なダイナモとして活躍した。

OMF:ハキム・ジヤシュ

国籍:モロッコ

宮市亮とともにプレーしたクラブ:トゥウェンテ

現在:チェルシー

現在サウジアラビア移籍が噂されているハキム・ジヤシュ。2014年にヘーレンフェーンからトゥウェンテに移籍して活躍も、2015-16シーズンにクラブと対立して退団を要求。結局そのゴリ押しでアヤックスに移籍し、そこで大ブレイクを果たしている。

FW:ヨン・ダール・トマソン

国籍:デンマーク

宮市亮とともにプレーしたクラブ:フェイエノールト

現在:ブラックバーン・ローヴァーズ監督

フェイエノールトでは小野伸二の相棒だったことでも知られるデンマーク代表の名ストライカー。ミランやシュトゥットガルト、ビジャレアルを経て晩年に復帰し、2011年に引退するまでの3シーズンを過ごしている。現在はイングランドのブラックバーン・ローヴァーズで監督。

FW:イヴァン・クラスニッチ

国籍:クロアチア

宮市亮とともにプレーしたクラブ:ボルトン・ワンダラーズ

現在:引退

クロアチア代表41試合出場の記録を持っている名ストライカー。ヴェルダー・ブレーメンで長く活躍したあと、ナントを経て2011年にボルトン・ワンダラーズへと加入した。2007年に腎臓移植を行ってプレーに復帰していたが、引退後はそれが再び悪化してしまい、2016年には重篤な状態に陥ったことも。その後3回目の移植手術を受けている。

FW:ケヴィン・デイヴィス

国籍:イングランド

宮市亮とともにプレーしたクラブ:ボルトン・ワンダラーズ

現在:代理人

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ボルトン・ワンダラーズの魂であり、サム・アラダイスが愛したファイター。ゴールはあまり決めないものの、フィジカルと運動量を生かしたプレーで攻守に貢献。プレミアの歴史上最もファウルを受け、そしてファウルを与えた選手の一人だ。

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