【カンボジア】基本食糧コスト、7月は前月比0.7%高[食品]

世界食糧計画(WFP)によると、カンボジアの7月の基本食糧(BFB)購入コストは平均で前月比0.7%高、前年同月比3.2%高の月間26.7米ドル(約3,769円)だった。都市部は前月比0.2%安の27.2米ドル(前年同月比では4.0%高)、農村部は同2.0%高の25.9米ドル(同1.5%高)。

WFPが発表した7月の調査報告書「マーケット&シーズン・モニタリング・アップデート」によると、基本食糧に含まれるのは混合米、豚肉、植物油、サツマイモ、アヒルの卵、魚類のスネークヘッド、東南アジアで一般的に食される野菜のアサガオナなど。

アヒルの卵とスネークヘッドの価格は前月比でそれぞれ15.7%、9.6%上昇し、依然として高値で推移している。前年同月比でもそれぞれ8.7%高、25.3%高と大幅に値上がりしている。

一方で混合米は前月比で1.4%の上昇にとどまった。また、植物油と豚肉はともに同0.1%、アサガオナは11.7%、サツマイモは20.6%下落した。

基本食糧が最も高かった地域は南西部コッコン州のダントン市場で、全国平均を20.1%上回った。最も低かったのは南東部コンポンチャム州のボエウンクックで、12.7%下回った。

© 株式会社NNA