【マレーシア】キャピタルA、4~6月旅客数は97%増[運輸]

マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧エアアジア・グループ)は27日、2023年第2四半期(4~6月)の旅客数が前年同期比97%増の1,424万3,439人だったと発表した。

国別に見ると、マレーシアが67%増の644万6,264人、インドネシアが2.1倍の152万1,021人、フィリピンが64%増の163万3,459人、タイが2.8倍の464万2,695人だった。

供給座席数は84%増の1,624万174席。有償座席利用率(ロードファクター)は88%で、前年同期から6ポイント上昇した。国別では、フィリピンが91%、タイが89%、マレーシアが87%、インドネシアが84%となった。

乗客輸送力を表す有効座席キロメートル(ASK)は2.3倍の189億8,900万キロ、乗客数に輸送距離を掛けた有償旅客キロ(RPK)は2.5倍の163億1,200万キロだった。

保有機材は210機で、前年同期から3機減少。このうち23年6月末時点で稼働していたのは146機となり、前年同期から56機増加した。

■再建計画提出の再延期承認

キャピタルAは27日、経営再建計画の提出期限について10月7日までの再延長が承認されたと発表した。

同社は22年1月、マレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)から上場規則に基づく施行通知第17号(PN17)銘柄(資金難企業)の指定を受けた。1年以内の経営再建計画の提出が求められたが、当局の承認を得て今年7月7日まで期限を延長。今回さらに3カ月の再延長が認められた。

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