“17日間で現役警察官3人逮捕”の異常事態…覚せい剤使用か 静岡県警の44歳警部補の男逮捕 自ら申し出て発覚【速報】

静岡県警は7月30日、覚せい剤を使用した疑いで、裾野警察署に勤務する40代の警部補の男を逮捕しました。静岡県警では7月に入り、現役警察官の逮捕が相次いでいて、これで3人目となる異常事態です。

【写真を見る】“17日間で現役警察官3人逮捕”の異常事態…覚せい剤使用か 静岡県警の44歳警部補の男逮捕 自ら申し出て発覚【速報】

覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、静岡県警裾野警察署地域課に所属する警部補の男(44)です。男は7月中旬頃から7月30日の間に覚せい剤を使用した疑いが持たれています。

警察によりますと、30日午後に警部補本人から裾野署の幹部に相談したことで発覚、捜査を進め、逮捕に至りました。警部補は7月上旬から休職していて、調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているということです。警察は、具体的な使用時期や回数、入手先などを詳しく調べていくとしています。

静岡県警の日吉知洋警務部長は、「職員が、重ねてこのような事案を引き起こしたことについて、厳粛に受け止めるとともに、県民のみなさまには深くおわび申し上げます。警察職員として言語道断であり、厳正に処分いたします。より実効的な対策を講じてまいります」とコメントしています。

静岡県警本部

静岡県警をめぐっては7月に入り、14日に三島警察署の警部補が女性宅への侵入の疑いで、22日には交通機動隊の白バイ隊員が職務中に車から現金入りのバッグを盗んだ疑いで相次いで逮捕されていて、今回の事件を含めると、わずか17日間で3人の現役警察官が逮捕されるという異常事態に陥っています。

さらには、24日には無許可で中古車の売買をした疑いで県警高速隊に所属していた警部補ら2人が書類送検されていて、県警では、25日に幹部らを対象にした緊急会議が開かれたばかりでした。

【静岡県警で7月に入り相次ぐ警察官の不祥事】

◇14日…三島署刑事課警部補の男 県東部の女性宅侵入の疑いで逮捕

◇22日…交通機動隊巡査部長の男 浜松市で停車中の車の中から現金17万円入りのバッグを盗んだ疑いで逮捕

◇24日…高速隊警部補の男性ら2人(当時) 無許可で中古車の売買をした疑いで書類送検

◇30日…裾野署地域課警部補の男 覚せい剤使用の疑いで逮捕

© 静岡放送株式会社