レジェンドがバスケ指導 久手堅さん・伊集さん 真志喜中で教室

 【宜野湾】FIBAバスケットボールワールドカップ2023開催地支援協議会は30日、宜野湾市の真志喜中学校で、バスケットボールクリニックを開いた。いずれも県出身で、日本代表や女子日本リーグ(Wリーグ)などで活躍した久手堅笑美さん(38)、伊集南さん(32)が講師を務めた。

 県女子バスケ界の「レジェンド」の2人は、体の大きな選手をかわすためのステップや、体幹を鍛えるトレーニング方法などを伝えた。

 久手堅さんはWリーグのトヨタ自動車アンテロープスなどに所属し、日本代表としても国内第一線で活躍。17年に引退後も、県内で後進の指導を続けている。

 伊集さんは同リーグのデンソーアイリスに所属し、3人制バスケットボール(3×3)の元女子日本代表としても活躍した。現在はWリーグの理事として、バスケの普及発展に尽力している。

 クリニックには、真志喜中のバスケ部の男女約50人が参加した。ヘビーステップやレイバック、フローターシュートの方法などの指導を受けると、苦闘しながらも何度も挑戦していた。

 久手堅さんは「一人一人能力は高く、沖縄バスケは今後も楽しみだと思う」と語った。伊集さんは「元々、NBAを見てバスケを始めたこともあり、W杯は楽しみ。一致団結して、盛り上げていければと思う」と語った。 (池田哲平)

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