東京・新小岩で出会った“町中華オムライス”の理想形!2度食べたがまた食べたい

旅人へひとこと

ほっこりアットホームな町中華で過ごした、ランチタイムのひとコマをご共有します!

東京都葛飾区新小岩へ──

JR総武線に揺られてやってきたのは、『新小岩駅』。ここから徒歩5分ほどのところに、今回の目的地であるお店があります。それが、こちら ──

『中華料理 五十番』さんです!

『中華料理 五十番』さんは、昭和の表情が垣間見える町の中華屋さん。店内の壁にはレトロさを醸す黄色地のメニュー表が掛けられ、店奥の厨房からは中華鍋を振るう小気味の良い音が流れてきます。また、お店の方の接客は物腰柔らかく、居心地の良さを感じた次第です。

土曜のお昼時の店内はほぼ満席状態だったのですが、とにかく穏やかな時間が流れていました。

歴史が沁みた店先のショウケース

個人的に「町中華」と言うと、こんなショウケースも含めてイメージしてしまいます。これまでの歴史をその色あいで感じさせてくれるお料理の模型たち。さらに、手書きのメニュー ── ショウケースから滲み出る味わいはお店によって様々。また、これら模型と実際に対面するお料理とのギャップも楽しかったりします。

オムライス

まず最初に目を奪われるのは、クレープを連想させるような玉子焼き。かなり薄い仕上がりなのはもちろん、黄色と白の紋様が実に美しくあります。且つ、ケチャップライスを包み込むというよりは、ふわぁ〜っとやさしく覆うベールのような。その上に掛かったケチャップの赤もよく映えます!

ちなみに、中華料理店らしく醤油スープが付いて税込730円也。オーダーする方は多め。人気なのにも納得の一皿です!

米がうまい!── ひと口頬張ると、素直にそう感じさせてくれるケチャップライスでした。ちなみに、こちらの「オムライス」は2度目。開幕の印象はやはり変わりません。

お米から感じられるのは、充分なコクや旨味。そして、豊かに広がる甘味と丸みを帯びた控えめな酸味。ケチャップはその旨味を引き立てる役回りに徹していて、このバランス感が絶妙に思えてなりません。

且つ、ホロッと崩れるいい塩梅のドライさ。中華鍋による火入れ、その良好さがあっての仕上がりだと思うのですが、イメージするケチャップライスとは一線を画す味わいです。

そこに追い討ちをかけてくれるのが、品の良さを感じさせる薄焼きの玉子。その内側──玉子とケチャップライスの境界にはほのかに半熟さが残っていて、トロッとした口当たりを楽しめました。このソフトタッチなパフォーマンスが一層の調和を生み、そのうまさが脳ミソと胃袋に刻まれます!

ちなみに、お肉はチキンではなく、ポーク。その他の具材は大きめにカットされた玉ねぎのみです。それらに加え、薄焼き玉子にたっぷり掛かったケチャップの酸味がアクセントとなり、完食の刻まで飽きとは無縁のオムライスタイムを演出してくれました。

奥が深い“町中華のオムライス”の世界

最近、ハマっている“町中華のオムライス”食べ歩き。こちらの『中華料理 五十番』さんのオムライスは、旨さが詰まっているのはもちろんのこと、見た目の美しさ・品の良さを損なっていない点がなによりステキに感じた次第です。

やはりお店によって個性がありますねぇ……面白い!やめられません!

それでは、お店の皆さんに感謝しまして。

ごちそうさまでした!

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中華料理 五十番

〒124-0024 東京都葛飾区新小岩2丁目13−4

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*この記事は2023年5月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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