立憲民主党・野田佳彦衆院議員登場!毎朝続けるビラ配りの原点は?悶絶の区割り変更を語る!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年7月28日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の野田佳彦氏をお招きし、ビラ配りの極意や千葉14区選択の裏側について語っていただきました。

元首相でも毎朝ビラ配り!始めたきっかけと続ける理由とは?

【このトピックのポイント】
・毎日のビラ配りや街頭演説のきっかけは師である松下幸之助氏の言葉
・毎日ビラを配り続けることで駅前の通行人が浮動票から不動の票へ
・区割り変更で地盤が割れるも「危機はチャンスと隣り合わせ」秘蔵っ子と2勝を目指す

野田氏のプロフィールは以下の通りです。

松下政経塾に1期生として入塾した野田氏。政治部の記者としてペンで政治を変えたいという思いはあったものの、当時は政治家になるビジョンは全くなかったとのことです。

「松下政経塾がなければ政治家にはなっていなかった」と笑顔で語りました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして野田氏に回答していただきました。

ビラ配りで受け取ってもらうコツは?

野田氏と言えば、元首相でありながら今もビラ配りを欠かさず続けている政治家として知られています。

野田氏がビラ配りを始めたのは1986年。千葉県議会議員選挙に立候補する準備を進めていた時のことでした。

公民館を借りて集会を開いた野田氏でしたが、参加したのはたった1人。

そのことを師である松下幸之助氏に相談すると「たくさん人のいるところで皿回しをする。それで人の足を止めてからしゃべったらどうか」と提案され、それが街頭に立ち続けるきっかけになりました。

野田氏「皿回しは技術がいるんでできないんで。毎朝立ち続けるということを始めたんです」

ただ、選挙期間中は他の候補者も街頭に立つため、野田氏の取り組みは埋没してしまいます。そこで野田氏は差別化のために朝から晩まで13時間、同じ場所で演説することにしました。

すると朝、通勤・通学のために駅前を通った人が帰り道にも野田氏がいることに驚き、足を止めて立ち止まったとのことです。最終的には津田沼駅前に500人ほどが集まり、質問も交わされタウンミーティングのようになりました。

野田氏「これが原点。これはもうずっと続けていこうと」

収録日も朝6時から3時間、津田沼駅前でビラ配りをしてきたとのこと。37年間、SPがついていた時以外はずっと続けているそうです。

また、野田氏はビラ配りが世論調査になると語ります。何時間も駅前に立っていると声をかけられることも少なくなく、そこで聞ける有権者の声こそが「一番間違いのない世論」とコメントしました。

野田氏が配っているビラは「かわら版」といって毎週内容が変わります。時代によって上下することがあるものの、配布数は確実に増えており、愛読者もいるそうです。

毎週違うかわら版を毎日配り続けることで「浮動票」と言われる駅前の通行人が、「不動の票」になる、と野田氏は語りました。

MC乙武「ちょっと今日しんどいなとか、夏はやめようかなとか思うことは?」

野田氏「しょっちゅうですよ」

やめたくなることもあったものの、葛藤しながら37年間続け「今はやらないと気持ち悪い」と野田氏。「1日やれば0.5ミリ前進。さぼる心が出るとどんどん後退すると思う」と毎日続けることの重要性を語りました。

悶絶の区割り!新14区のワケは?

次期衆院選の区割り変更で野田氏の地盤である船橋市は4区と14区に分割されることになり、野田氏は14区から立候補する意向を固めました。

人口比で見ても船橋市をほぼ半分に割る今回の区割り。野田氏は14区に移ることについて「この決定に至るまでの苦悩は一言でいうと悶絶しかない」とコメントしました。

4区は船橋市役所や医療センターなど主要な施設がそろう市の中心部です。一方で14区はこれまで13区だった船橋市の一部と習志野市を含んでおり、野田氏にとっては久しぶり、あるいは初めましてという有権者が半数に上ります。

ただ、 14区は自身の住まいや両親の墓所がある「ふるさと」であること、さらに自民党の陣営なども踏まえて総合的に判断した結果、14区での立候補を選択したとのことです。

4区は新人の水沼秀幸氏を擁立する予定。水沼氏は小学生の時に国会見学で野田氏に質問したことをきっかけに、野田氏を長く支援してきた人物です。

野田氏と同じ早稲田大学に入学した後はインターンとして事務所応援に入り、就職後も選挙のたびに有給休暇を使ってボランティアをしていたそうです。

野田氏は水沼氏について「一番私の演説や国政報告を聞いている若者。私にとって秘蔵っ子」とコメント。「何としても勝たせたい」と4区と14区、両方での勝利を目指す意気込みを語りました。

野田氏「危機というのは、危険と機会。チャンスと隣り合わせなので、むしろ2勝するためのチャンスだと思っていくしかないですね」

動画本編はこちら!

悶絶の末の決断!野田氏が千葉14区を選択した理由と意気込みを語る!

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