渋野日向子「手の痛みなく」4日間完走 パット不調も表情明るく

59位で大会を終えた渋野日向子(撮影/村上航)

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 最終日(30日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6527yd(パー71)

30位から出た渋野日向子はバーディなしの5ボギー「76」とスコアを崩し、通算5オーバーの59位に後退。「『終わり良ければ全てよし』と言えない状況なので残念だった」と最終日のプレーを振り返った。

「悔いの残るラウンドだったかな。グリーン上で苦戦してしまった。打った瞬間に外れたっていうのが多かった。ラインもそんなに読めてなくて、全体的に良くなかった」

晴れやかなフィニッシュ…とはいかなかった(撮影/村上航)

3日連続でボギーをたたいていた前半2番(パー3)は、ピン奥2mのチャンスにつけたもののパーにとどまった。16番(パー3)では3パットのボギーとタッチに苦しみ、この日は4日間で自己ワーストの35パットだった。

左手は問題なかったという(撮影/村上航)

「パッティングがすごい残念。ショットもロングパットについてしまうところが多かった。でも、グリーン乗る回数は一番多かった。そこはプラスにとらえていい」。パットに対して、3日目と並ぶ66%のパーオン率(12/18)を評価した。

何より、左手の痛みも影響して続いていた予選落ちが止まり、3カ月ぶりに4日間を戦えたことが大きな収穫。「手は大丈夫。4日間は久しぶりだけど痛むことはなかった」と表情は明るい。

2週後の全英に向けて調子を上げたい(撮影/村上航)

次週は「フリードグループ スコットランド女子オープン」にエントリー。「コースは変わりますが、やるべきことは変わらない。4日間戦えるように頑張ります」と気持ちを切り替えた。(フランス・エビアン/玉木充)

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