体力勝負の1カ月 大西魁斗は米下部4連戦から「フジサンケイ」で国内初戦

最終ホールはバーディ締め(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇3Mオープン 最終日(30日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7431yd(パー71)

55位から出た大西魁斗は「72」で回り、通算3アンダー64位で今季4戦目のPGAツアーを終えた。今大会へは月曜の予選会で上位4名に入って出場権を獲得。予選落ちのない昨年「ZOZOチャンピオンシップ」を除けば、これが初めてPGAツアーで迎える週末だった。

トラブルショットもありました(撮影/田辺安啓(JJ))

前日から調子を戻したショットに反し、この日はグリーン上でスコアが伸ばせない展開だった。スタート1番から2、3mのバーディパットを続けて外し、「きょうは爆発しないと上に行けないのに、最初につまずいてしまうとつらい」と流れがつかめず3番でボギーが先に出た。

10番で4オン2パットのダブルボギーを叩きながらも、終盤は16番で4m、18番(パー5)は5mのバーディパットを決めて3バーディ、2ボギー1ダブルボギー「72」でホールアウト。「全体的にはいいゴルフとは言えないけど、よかった部分もあるので頑張りたい」と1週間を締めくくった。

まだまだ大変な日々が続きます(撮影/田辺安啓(JJ))

次週から主戦場の下部コーンフェリーツアーに戻って4連戦を組んでいる。8月末の大会を終えた後は帰国し、昨年ツアー初優勝を挙げた「フジサンケイクラシック」(8月31日~9月3日)で今季国内初戦を迎える。

「そのあと1週間休んで、またコーンフェリーに戻って3試合。疲労との戦いです」とタフなスケジュールに苦笑い。海を渡っても、今季の国内ツアーでの同世代の活躍は耳に入っている。「フジサンケイ、僕も頑張らないと」と気合を入れた。(ミネソタ州ブレイン/谷口愛純)

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