激しい乱打戦となったアストンヴィラvsブレントフォードは3-3のドローに|プレミアリーグ・サマーシリーズ

写真:アストンヴィラvsブレントフォードは乱打戦に

現地時間7月30日、プレミアリーグ・サマーシリーズのアストンヴィラvsブレントフォードが、アメリカメリーランド州ランドーバーのフェデックスフィールドで行われた。

序盤の8分、自陣でボールを奪ったブレントフォードのカウンターが発動し、ケヴィン・シャーデが相手GKエミリアーノ・マルティネスと一対一の局面を迎える。これをアストンヴィラDFエズリ・コンサが後ろから倒してしまいPKに。これをブライアン・ムベウモが沈め、ブレントフォードが先制に成功する。

さらに23分、ブレントフォードのFWジョシュ・ダシルヴァが右サイドでボールを受けると、アストンヴィラの新加入DFパウ・トーレスをかわして45度の位置から左足を振り抜く。ボールは鋭いカーブを描いてゴール左隅に突き刺さり、ブレントフォードが追加点を挙げた。

早い時間に2点を先行されたアストンヴィラは、ここから反撃に転じる。27分にDFコンサが自陣でインターセプトすると、ドリブルで駆け上がる。止めに来た相手選手2人を振り払いながらそのまま独走し、相手のエリア内に侵入。そのまま右足で強烈なシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。およそ80メートルの距離を独力で駆け上がったドリブルシュートに、会場は大いに沸き立った。

直後の32分には、エリア内でボールを受けたムベウモが相手DFをかわして左足を振り抜き、同点ゴール。さらにアストンヴィラの勢いは止まらず、37分にはマティ・キャッシュがゴールを奪い、ついにアストンヴィラが逆転に成功する。

前半のうちに5ゴールが飛び出す乱打戦となった試合は、3-2のスコアで後半へ。互いにチャンスを作るもシュートの精度を欠くか、GKのセーブに遭いスコアは動かない。

しかし迎えた66分、ブレントフォードは後半からピッチに入った左サイドのキーン・ルイス=ポッターがボールを受けると、ドリブルでカットイン。右足で放った無回転シュートはポストに跳ね返されるが、これにヨアネ・ウィサが反応してボレーシュートを放つ。今度は相手DFのブロックに遭ったが、そのこぼれ球をシャンドン・バプティストが詰めて同点に。

追いつかれたアストンヴィラは71分にフィリペ・コウチーニョを投入して攻勢を強めるも、ゴールは奪えず。撃ち合いとなった試合は3-3のドローに終わった。

サマーシリーズの3戦を終え、アストンヴィラは1勝2分けで2位に、ブレントフォードは1分け2敗と勝ち星がなく6位に終わった。
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