八王子 市街地でイノシシの目撃相次ぐ 警察署と猟友会が連携して対応へ

八王子市の市街地でイノシシの目撃が相次いでいることを受け、市内の警察署と地域の猟友会が連携して対応していくことが決まりました。

7月28日、八王子市内にある3つの警察署と猟友会が協定を結び、イノシシなどの大型の獣が出没した際に警察署から猟友会に連絡をし、連携して対応していくことを確認しました。

高尾警察署 古田署長:「最近では住宅地・公共の場所に出没、住人に危害を及ぼす恐れもあるということで、警察としては的確、迅速な対応を求めてきたが、完全な扱いができない状況でジレンマを感じていた。安全で安心な街になっていくよう協力を一層深めていきたいと考えている」

八王子市の市街地では先月からイノシシの目撃情報が相次いでいて、農作物が荒らされたり、散歩している人が突進されたりと多数の被害が起きています。

八王子市によりますと、昨年度のイノシシの目撃数は22件でしたが、今年度は現時点ですでに18件の目撃があったということです。イノシシを目撃した場合、無理に追い払おうとせずゆっくりその場を立ち去るよう、市は呼びかけています。

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