「監督が来る前は…」ユナイテッドのエース、ラッシュフォードが1年前に退団を考えていたと明かす

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(25)が、退団を考えた瞬間があったと明かした。

ユナイテッドのアカデミー出身で、2016年1月に18歳でファーストチーム昇格。以降は、背番号10を背負うなど、チームのエースとしてプレーしてきたラッシュフォード。先日、クラブとの契約を2028年夏までに延長していた。

低迷が続いたチームも、エリク・テン・ハグ監督が就任した2022-23シーズンに復調。リーグを3位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得した他、EFLカップ(カラバオカップ)で優勝、FAカップでは準優勝と結果を残した。

チームの復調がラッシュフォードの契約延長を後押ししたともされており、従来の契約であれば1年後にはフリーで退団する可能性があった。

パリ・サンジェルマン(PSG)をはじめ、関心を寄せられるラッシュフォードだが、『The Athletic』では1年前に退団することを考えたと明かし、テン・ハグ監督の存在が大きかったと語った。

「監督が来る前は少しは(退団する可能性が)あったかもしれない。サッカーだし、そういうことだってある」

「全ての出来事には理由があり、彼は僕にとって適切なタイミングでクラブに来てくれた。タイミングが良かった」

「今は話が少し違う。なぜなら、監督がとても野心的であるということは明白で、就任した時からずっとそうだった。そのことに関しては、僕は疑念を抱いていなかった」

「僕は向上し続けることに飢えている。チーム、選手、スタッフが向上し続け、互いに慣れ親しみ、前の年よりも良くなるように自分たちをプッシュし続けることが、最終的にトロフィーをコンスタントに獲得できる唯一の方法だ」

テン・ハグ監督との出会いで自身も変わり、チームも変化があったというラッシュフォード。2023-24シーズンのユナイテッドは、より脅威を増す可能性が高そうだ。

© 株式会社シーソーゲーム