FC琉球、立て続けに点取られ完敗 沼津に0-4 7分間で3失点、好機つくるも決めきれず

 サッカーの明治安田J3第20節最終日の30日、FC琉球は静岡県の愛鷹広域公園多目的競技場でアスルクラロ沼津と対戦し、0―4で敗れた。通算成績は7勝10敗3分けの勝ち点24で16位に後退した。

 前半12分に相手を倒してPKを与え、先制を許した。後半は優位に攻め続けるも相手GKの好セーブに阻まれた。後半37分に失点をすると、立て続けに得点を奪われて引き離された。

 次戦は8月5日午後7時、青森県のプライフーズスタジアムでヴァンラーレ八戸と対戦する。

 6月の第12戦で沼津に3―0と完勝していた琉球。この日は最後までゴールネットを揺らすことはできず、後半37分から7分間で3失点し、0―4と完敗だった。

 前半12分にPKを決められ先制された。琉球はスルーパスなどで相手の裏を突き、サイドからの展開でゴール前まで行くも、シュートが決まらない。

 後半も序盤からペースを握り続けた。福村貴幸のパスにゴール前で野田隆之介が反応するも、足元におさまらず好機を逸した。その後は高安孝幸のミドルシュート、コーナーキックからの牟田雄祐のヘディングが枠をとらえるも、相手GKの好セーブでネットを揺らせない。

 後半37分、沼津が左サイドからクロスを上げた。琉球の守備陣はペナルティーエリア内の相手選手をマークするが、逆サイドから走り込んできた選手に蹴り込まれて追加点を許す。4分後にはGK田口潤人が前に出ていたことから、相手がハーフウエーライン辺りからロングシュートを決めた。さらに3分後にはコーナーキックからニアサイドでフリーの選手に合わせられ、ダメ押しの4点目を決められた。

 何度も好機をつくるも決めることができず、試合の最終盤に連続失点をするなど課題の残る一戦になった。

 (屋嘉部長将)

(2)愛鷹(1勝1敗)
沼津 9勝6分け5敗(33)
4―0(1―0,3―0)
琉球 7勝3分け10敗(24)
▽得点者 【沼】 持井(PK)(4)佐藤(1)徳永(1)菅井(3)
▽観客 1892人

 

© 株式会社琉球新報社