東・北日本 猛暑と激しい雷雨に注意 沖縄に大型台風接近

31日(月)午前11時現在の最高気温

 きょう(月)も、全国的に気温が高くなっている。東京都心は午前11時前に35℃を超え、7月の猛暑日は過去最多の13日となった。昼過ぎにかけて関東内陸や東北を中心に猛烈な暑さとなるため、引き続き熱中症に警戒が必要だ。なお、東~北日本は大気の状態が非常に不安定となり、今夜にかけて雷雲が急発達するおそれがある。一方、沖縄・奄美は台風6号がかなり接近するため、あす(火)から2日(水)は暴風や高波に厳重な警戒が必要だ。

猛暑いきなり雷雨

31日(月)の天気・最高気温と昼過ぎの発雷確率

 きょう(月)午後は、関東や東北で猛烈な暑さとなる見込み。危険な暑さが続いているため、出来る限りの熱中症対策を取るようにしたい。なお、気温上昇の影響で、これから今夜にかけて、東~北日本は内陸を中心に雷雲が発達する見通し。急な天気の変化、局地的な非常に激しい雨、落雷や竜巻などの激しい突風、道路の冠水、降ひょうに対して注意が必要だ。

台風6号沖縄へ

台風6号の予想進路と台風接近の前に

 沖縄は今後、台風の影響で大荒れの天気となりそうだ。大型で強い台風6号は発達しながら北西へ進み、2日(水)にかけて強い勢力で沖縄にかなり接近する見込み。暴風や高波に厳重に警戒すると共に、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要となる。台風は今後もあまり速度を上げないため、暴風や高波、大雨などの影響が長引くことも考えられる。

暑さふたたび

週間予報と熱中症予防のポイント

 あす(火)は雲が多い関東で、いったん危険な暑さは和らぐ予想だが、連続猛暑日記録が途切れるくらいの印象しかなさそうだ。2日(水)以降は、東北南部~九州北部で体に堪える暑さが続く見通し。東京都心は週末までに、年間猛暑日日数(16日)を上回りそうだ。お盆休み期間にかけても、猛烈な暑さの続く地域が多い見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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