夜空を彩る無数の大輪 4年ぶり「ふくろい遠州の花火」一流の技を40万人が堪能=静岡・袋井市

全国から集まった一流の花火師たちが技を競い合う「ふくろい遠州の花火」が7月29日夜、静岡県袋井市で4年ぶりに開催されました。

コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となった「ふくろい遠州の花火」。今回は、県内外から待ちに待った約40万人の観客が訪れ、原野谷川親水公園の会場を埋め尽くしました。

プログラムは迫力満点のスターマインや音楽に合わせて打ち上がる花火など、1時間半の間、無数の大輪の花が夏の夜空を彩りました。

訪れた観客は、間近で展開される一流の技が凝縮された花火を見つめていました。

実行委員会は翌30日、競技部門の結果を発表しました。優勝の文部科学大臣賞は初出場の斎木智さん(山梨県、マルゴー)が受賞。斎木さんは今年初めて行われた観覧者参加型のデジタル審査でも最高得点を獲得しました。

大会には日本煙火芸術協会から選抜された県内外の名人10人が参加。花火の形や色、変化などの芸術性や安全性などが審査されました。

その他の審査結果は次の通りです。

準優勝(経済産業省関東経産産業局長賞) 小松忠信(秋田県)▽優秀賞(静岡県知事賞) 今野義和(同)▽殊勲賞(静岡新聞・静岡放送賞) 山崎智弘(茨城県)▽敢闘賞 (袋井市長賞)磯谷尚孝(愛知県)▽小口昭三賞(割物最高得点者) 青木昭夫(長野県)▽日本煙火芸術協会会長賞(創造玉最高得点者) 斎木智(山梨県)、小松忠信(秋田県)▽豊田順介賞(スターマイン最高得点者) 斎木智(山梨県)

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