7月29日、4年ぶりに開催された隅田川花火大会には約103万人の観客が訪れたという。事前に心配されていた群衆事故のような“大混乱”は起きず無事に終了したとみられるが、当日の街の様子はどうだったのだろうか。大会開始前と終了後の浅草を歩いてみた。
隅田公園には“場所取り”のレジャーシートが
大会開始7時間前の12時頃に東京メトロ銀座線で浅草駅へ向かうと、人手は普段よりやや多く感じるものの、人の流れはスムーズだった。
浅草駅から隅田公園へ移動すると、すでに場所取りのブルーシートが数多く敷かれていた。
花火大会終了後の浅草を歩いてみると…
花火大会終了後、再び浅草の街を歩いてみると、車両の通行が規制され“ホコ天”となった道路は、浅草駅方面に向かうたくさんの人々であふれかえっていた。
人々の列から離れて周辺を歩いてみると、やはりある程度のゴミが道端に取り残されていた。
ただし、これらはゴミが放置されていた一部の場所を写したものであって、街をぐるりと歩いた印象としては「思ったよりゴミが落ちていない」というのが正直なところ。
もちろん、ゴミの放置が許されないことは大前提であるが、約103万人もの人々が密集していたという背景を考えれば、比較的マナーは守られたという見方もできるのではないだろうか。
当然ながら混雑はしたものの、大きな混乱もなく大会が終了したことは、警備にあたった警察、大会運営スタッフ、ボランティアたちの努力のたまものであろう。来年も再来年も、この夏の風物詩が続いていくことを願う。