自伝出版で話題の売れていない芸人・TAIGAの経歴

ピン芸人のTAIGAが7月30日、都内で自著「お前、誰だよ!-TAIGA晩成 史上初!売れてない芸人自伝-」(ワニブックス刊)の発売記念取材会を行い、後輩のお笑いコンビ「ぺこぱ」のシュウペイと松陰寺太勇も駆けつけた。

同書は「売れていない」にもかかわらず書き始め、WEBマガジンで足掛け2年連載していた自伝を書籍化。お笑いコンビ・オードリーの若林正恭&春日俊彰とのスペシャル鼎談や人気芸人がTAIGAのために書いた手紙も特別収録されている。

各メディアによると、囲み取材が初めてというTAIGAは緊張気味に登場。しかし、報道陣席にぺこぱの姿を見つけると笑顔をみせたという。

TAIGAは「今年に入ってようやく夢が一つ一つ叶ってきていて、その内の一つが自伝本を出すこと。一生に残る宝物ができました。目指すは10万部!」と意気込む。

記者として松陰寺から「正直、売れているとは言い難い現状で、自伝を出したのは?」と聞かれ、「昔の偉い人は言ったんです。『成功者の成功論より、不成功者の失敗談のほうが、ためになる』と。不成功者が泥水すすってきた人生が、意外と人生の教訓になると思って、これを出したいと思った」と出版を決意した理由を明かしたという。

TAIGAは就職していたが、21歳か22歳の頃に友人の結婚式で司会を務め、自分の司会振りがウケたことがうれしくなって、芸能関係の方へ進むことを意識。

1999年アクション系の役者事務所に所属しドラマ、映画などに出演し、バラエティー系の番組にも数多く出演していたが、役者を辞めて芸人に転向した。

2008年6月には新宿シアターモリエールにて初単独ライブを開催。R-1ぐらんぷりでは、2011年に準決勝、2014年に決勝へ進出した。

「ぺこぱを前の所属事務所から面倒をみていて、移籍の手引もしただけに感謝されている。売れていないのに自伝を出すのはなかなか話題になりそう。今後、テレビ出演が増えるのでは」(芸能記者)

17年1月に声優の近江知永と結婚したことを発表。その後、2人の子どもに恵まれているが、家族のためにも著書を売りまくりたいものだ。

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