玉野市は31日、市役所窓口で請求された除籍謄本と改製原戸籍謄本計3通について、誤って別人の謄本を交付するミスがあったと発表した。個人情報流出による被害は報告されていないという。
同市によると28日午前、市役所市民課で交付申請を受け付けた職員が、請求者の指定とは別人の謄本類を発行、交付した。戸籍をシステム上で検索した際、似た氏名の別人と勘違いし、筆頭者や本籍など複数事項での確認も行わなかったという。
発行後の事務処理中に職員が気づき発覚。請求者に連絡し、31日に返却を受けて正しい謄本類を交付した。同課は「確認が不十分だった。複数職員でチェックするなど再発防止を徹底する」としている。