空き家流通促進へ補助金 木城町 リフォーム支援など

 木城町は空き家の流通を促そうと、新たな補助金を設けた。不動産登記やリフォーム・リノベーションの支援など5種類あり、上限は10万~100万円。
 町の空き家バンクへの物件登録者と、同バンクの利用者が対象。登録者へは所有権保存登記や相続登記にかかる費用(上限20万円)、空き家売買で仲介業者に払う手数料(同10万円)を支援。利用者には空き家のリフォーム・リノベーション費用(同100万円)、新たに住宅などを建てるための空き家解体費用(同100万円)を支援する。この二つは町の住宅取得奨励金との併用が可能という。家財道具などの片付け費用(同10万円)の支援も用意した。
 全国的に空き家が増え続ける中、空き家を移住定住の受け皿などとして利用することが狙い。まちづくり推進課は「空き家所有者らが困っている部分を事業化した。五つのメニューをそろえる自治体は県内ではないのでは」としている。
 各支援には要件があり、併用できないものもある。同課(電話)0983(32)4727。

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