朝ドラ・万太郎の行動がSNSで議論「恩を仇で」「やりすぎ?」

土佐の造り酒屋で生まれ育った主人公が、成長し植物学者の道を邁進していく連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。7月31日放送の第86回では、万太郎の論文を見て激昂した田邉教授が、教室への出入り禁止を言い渡すシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

田邊(要潤)からあることを告げられる万太郎(神木隆之介)(C)NHK

ムジナモの論文を完成させたものの、論文に田邊教授(要潤)の名前を記載していなかったことから怒りを買ってしまう万太郎(神木隆之介)。友人の波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)、講師の大窪(今野浩喜)による懇願もむなしく、万太郎は東京大学の植物学教室から追放される。

さらに、土佐の植物目録と標本500点を寄贈するように告げられた万太郎は、失意のまま帰宅。万太郎の話を聞いた妻・寿恵子(浜辺美波)は納得がいかず、「万太郎さん、頑張っていたのに」と深く心を痛めるのだった。

これまで教室に貢献し、学生や教員にも影響を与えてきた万太郎だが、学生ではない立場で研究に没頭できていたのは田邉教授の許しがあったという背景がある。それだけに、万太郎が田邉教授から教室の出入り禁止を言い渡されるシーンはSNSでも議論を巻き起こした。

「田邉教授に同情・・・恩を仇で返された感」「しおしおの万太郎も可哀想だけど、田邉教授は正論しか言ってないよね」と万太郎の行動を批判する声や、「万太郎がかわいそうで見てられん」「大学の人間ではない万太郎さんには暗黙のルールがわからなかった」「土佐植物目録と標本500点を万太郎から取り上げるのは、やりすぎじゃ・・・?」など、田邉教授の制裁を疑問視する声など、さまざまな意見が寄せられている。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。8月1日放送の第87回では、万太郎が論文を書き直し、再び田邉教授のもとへと向かう。

文/つちだ四郎

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