連日危険な暑さ… 涼を求め人気のスポットも 暑さの原因は?いつまで続く? 気象予報士が解説

7月31日の静岡県内は午前8時の時点で各地で30℃を超すなど、朝から危険な暑さとなりました。「熱中症警戒アラート」は7月26日水曜日から6日連続、2023年に入って12回目の発表となりました。

<坪内明美記者>

「県庁前の通りです。連日暑い日が続く中、並木の下ではセミの鳴き声が響き渡っています」

31日は午前8時までに浜松市で31℃、三島市で30.4℃、静岡30.1℃を記録するなど県内は朝から気温が上昇。日中の最高気温は、浜松市佐久間で35.9℃、三島市で34.2℃を記録しました。熱中症予防を呼びかける「熱中症警戒アラート」は7月26日水曜日から6日連続、2023年に入って12回目の発表となりました。

厳しい暑さが続く中、人気のスポットとなっているのが浜松市北区引佐町にある総延長1kmをこえる東海地方最大級の鍾乳洞・竜ヶ岩洞です。

<山口駿平記者>

「入り口から30mほどのところですが、ここからいきなり涼しくなりました。さらに奥に行ってみます」

一般公開されている400mのうち、最も涼しいのは中間地点だそうです。

<山口駿平記者>

「入り口から200mの『黄金の大滝』がある場所まで来ました。かなり涼しいです。手元の気温計は17℃を示しています。半袖だと少し肌寒いくらいです」

鍾乳洞の中の気温は年間を通じて18℃ほどに保たれているということで、朝から多くの人でにぎわいました。

<来場者>

「涼しい!」

Q.どれくらい涼しい?

「職業見学で冷蔵庫に来た時くらい涼しい」

さらに、竜ヶ岩洞では涼を感じることのできる”ナンバーワン”の商品が…。

<店員>

「はい、どうぞー」

竜ヶ岩洞の売店「マテリア」。この店のジェラートは「静岡県のバスガイドが選ぶナンバー1ジェラート」だそうです。1番人気は地元・引佐町の牛乳を使った「ホワイトクリーム」。

<山口駿平記者>

「牛乳の味がして、すごくおいしいです」

31日、県内では熱中症の疑いで20人が病院に搬送されました。連日の暑さの原因は何なのか?田中気象予報士に聞きました。

<田中健太郎気象予報士>

「続く暑さの原因は高気圧です。ピンクやオレンジで表示しているところが太平洋高気圧のエリアです。実はこの高気圧、ここ最近ずっと強いんです。そのため県内では雨がほとんど降っていません。雨が降れば気温も下がるのですが、勢力が強いため晴れが続き、暑さも続いています」

この暑さいつまで続くのか?

<田中健太郎気象予報士>

「あす(8月1日)はこの高気圧の勢力が弱まります。雨が降ることで暑さが和らぐ時間もありそうです」

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