「とても効果的だった」スペイン女子代表監督がなでしこを称賛、敗戦を認める「日本を祝福したい」

[写真:©︎RFEF]

スペイン女子代表のホルヘ・ビルダ監督が、なでしこジャパンを称えた。スペイン『アス』が伝えた。

31日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でグループC最終節が行われた。

ここまで2連勝のスペインは、同じく2連勝の日本と対戦。優勝候補としても期待されていたスペインだったが、日本のカウンターの前に屈する。

前半12分に宮澤ひなたにゴールを許すと、28分には植木理子、40分には再び宮澤と少ないチャンスをしっかりと日本に決められ、3点ビハインドで折り返す。

後半に入っても日本はしっかりと守りを固めてカウンターを狙うと、82分にもカウンターから1人で仕掛けた田中美南が技ありゴール。日本が4-0で勝利を収め首位通過。スペインは2位でのグループ通過となった。

ビルダ監督は試合後の記者会見で、日本について言及。効果的にやられたと語った。

「日本を祝福したい。我々は多くのミスをした。守備だけではない。1つのテストであり、グループ内では最も難しい相手だった」

「彼女たちはとても効果的だった。我々はこれまで以上に団結することになる」

日本に効果的にやられてしまったと振り返ったビルダ監督。具体的には「デュエル、セカンドボール…何度も先手を取られた」と振り返った。

また、日本の守備についても語り「日本はより早く戻り、守備をしっかりと堅めていた。そして、彼女たちはスペースをしっかりと塞いでいた」と堅かったと振り返り、「我々は交代による変化を生み出すことは、まだできていない」と、選手交代でも流れを変えることができなかったとした。

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