7月、やっぱり暑かった 猛暑日地点数、歴代2位

猛暑の中、大阪・梅田を歩く人たち=7月30日

 日本列島は今夏、勢力の強い太平洋高気圧に覆われ、異例の暑さが続いている。最高気温が35度以上の猛暑日を連日各地で観測し、7月は全国の累計が延べ2435地点と気象庁が集計を始めた2012年以降で2番目の多さに。気象庁は地球温暖化やエルニーニョ現象の影響で今後も全国的に高温となり「8、9月は猛暑日が増える可能性がある」とみている。

 7月は、群馬県桐生市で39.7度を観測した16日に猛暑日が全国で157地点に達し、17、18日も150地点を上回った。26日からは5日連続で200地点を超え、27日に大阪府枚方市で今年の全国最高となる39.8度を記録。7月としては、埼玉県熊谷市で国内最高の41.1度を記録した18年の延べ3127地点に次ぐ2位となった。東京都心では猛暑日を13日観測し7月として最多を更新した。

 気象庁は8月以降も全国的な高温を予想。「猛暑日が多くなり、残暑も厳しい恐れがある。熱中症対策など体調管理に気を付けてほしい」と呼びかけている。

© 一般社団法人共同通信社