きょう(火)の天気 台風直撃の沖縄は大荒れ 影響長引くおそれ 本州付近は大気不安定で急な雷雨に注意 厳しい暑さはまだ続く

1日(火)の全国の天気と降水確率

 8月スタートのきょう(火)は台風6号の影響で沖縄では大荒れの天気となり、奄美でも暴風や高波に厳重な警戒が必要だ。その他は晴れ間のでる所が多いが、大気の状態が不安定で局地的に非常に激しい雨や雷雨になるおそれがある。また、厳しい暑さはきょうも続く見込みで、引き続き、熱中症にも警戒が必要だ。

台風6号 非常に強い勢力で今夜から沖縄接近 影響長引くおそれ

1日(火)午前6時推定の台風6号の位置と進路予想

 大型で非常に強い台風6号は午前6時には南大東島の南西にあって、1時間に20キロの速度で北上している。台風は非常に強い勢力を保ったまま、今夜からあす2日(水)にかけて沖縄にかなり接近する見込みだ。沖縄ではすでに非常に強い風が吹き、猛烈なしけとなっている所があるが、台風の接近に伴ってさらに風が強まることが予想される。沖縄ではあす2日(水)にかけて瞬間的には60メートル以上の暴風が吹き荒れ、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹くおそれがある。海は猛烈なしけとなり、高潮にも厳重な警戒が必要だ。奄美でも暴風や高波に厳重な警戒が必要となる。

1日(火)午前9時と午後9時の雨風の予想

 また、台風本体や周辺の活発な雨雲がかかり、沖縄や奄美では雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がありそうだ。今回の台風は動きが遅いため、影響が長引くことが予想される。沖縄や奄美では3日(木)以降も荒天が続くおそれがあるため、長丁場の警戒が必要となりそうだ。

本州付近は天気急変のおそれ 激しい雷雨も

1日(火)朝〜夕方の天気分布予想

 その他の地域は晴れ間のでる所が多いが、上空の寒気や湿った空気などの影響で大気の状態が不安定になる見込み。

1日(火)朝〜夕方の発雷確率

 近畿から東北南部を中心に発雷確率が高く、天気の急変に注意が必要だ。東日本の内陸部など、局地的には非常に激しい雨や雷雨になるおそれがある。落雷や突風、ひょうにも注意が必要だ。天気が変わりやすくなっているため、雨マークがない所でも雨具を備えておきたい。

高温続く 引き続き熱中症に警戒

1日(火)の予想最高気温

 また、厳しい暑さはきょうも続く見込みで、引き続き熱中症に警戒が必要だ。特に気温が上がりそうなのが舞鶴(京都)、京都、豊岡(兵庫)、鳥取、久留米(福岡)で、最高気温は38℃の予想となっている。東日本や東北ではきのうと比べると気温が低くなる所が多いが、それでも東京や福島では34℃まで上がる見込み。きょうは全国27の都府県に熱中症警戒アラートが発表されている。今が一年で最も暑い時季であり、今年は特に危険なレベルの猛暑が続いている。なかなか疲れがとれない状況で体調を崩しやすくなっているため、くれぐれも気を付けてほしい。
(気象予報士・多胡安那)

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