FBIの通信傍受は「不可欠」 米諮問委、取得要件の厳格化を

 【ワシントン共同】情報収集活動に関する米大統領諮問委員会は7月31日、連邦捜査局(FBI)が「外国情報監視法」に基づく通信傍受で得た情報を不適切に利用していたとし、情報取得の要件を厳格化するよう勧告した。中国やロシアなどによる安全保障上の脅威を防ぐ上で通信傍受は「不可欠だ」とも強調した。

 米メディアが5月、FBIが蓄積された情報のデータベースを使い、2021年の議会襲撃の容疑者らに関する情報を要件を満たさないまま検索していたと報じていた。

 元閣僚や退役軍人らで構成する諮問委は、外国人の情報活動を監視するのに必要だと認められる場合などに限定すべきだとした。

© 一般社団法人共同通信社