国際大会などの大規模スポーツ大会の誘致へ 官民連携の「栃木県スポーツコミッション」設立

 国体などのレガシーを継承し、大規模なスポーツ大会の誘致やスポーツと組み合わせた観光や地域づくりを行う、栃木県スポーツコミッションが31日に官民連携のもと設立されました。

 県スポーツコミッションは、栃木県や市町、スポーツ団体、それに民間企業などが一体となり、去年(2022年)行われた国体や全国障害者スポーツ大会のレガシーを継承し、国際大会を含めた大規模なスポーツ大会やイベント、合宿などの誘致を目指すものです。

 さらに、スポーツと観光を融合させたスポーツツーリズムの推進を通して、ふるさとに愛着と誇りを育み地域活性化に取り組みます。

 31日の設立総会では、県と市町、プロスポーツチーム8団体、観光団体など、合わせて73団体が会員となり、会長に福田富一知事を選出しました。県によりますと、スポーツコミッションは去年10月の段階で、全国で195団体があり、県レベルの団体としては19団体で、関東では栃木県だけということです。

 また、今年度(2023年度)の事業として、スポーツ大会やスポーツ合宿を県内で開催するときに助成を行うことや、プロスポーツチームPR活性化チームの設置などを決めました。

 続いて行われた設立記念セレモニーでは、会長の福田富一知事が「県民のスポーツに対する関心の高まりを、一過性のものとせず、県民が未来へ、夢と希望を抱けるふるさと栃木づくりにつなげていく」とあいさつしました。

 また、設立記念講演会を、9月5日に開催することが報告されました。

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