沖電、揚炭機の倒壊事故で運搬船を台湾沖へ 台風接近に備え移動 沖縄・うるま

 沖縄県うるま市の沖縄電力具志川火力発電所の揚炭(ようたん)機が倒壊した事故で、同社によると、桟橋に接岸していた石炭運搬船は台風接近に備えて31日までに台湾の東沖へ移動したという。

 7月27日に発生した事故では、倒壊した揚炭機の一部が運搬船に落下したが、落下した設備の一部をチェーンブロックや溶接で船体に固定した上で、29日午後11時ごろに沖合へ移動を開始した。桟橋バース上の揚炭機についても、ワイヤなどで固定して台風対策を講じているという。事故原因は調査中。

(當山幸都)

© 株式会社琉球新報社