住所非公開の北海道札幌市の森に潜むレストラン「mountainman(マウンテンマン)」。ここで提供される料理は、北海道特有の旬の食材を活かし、裏庭で採れた新鮮な野菜も食材に取り入れています。さらに、ジビエやチーズを組み合わせた五感を喚起するディナーを、森の中で堪能することができます。
コース料理の途中ではちょっと珍しい体験も!その全ての魅力を、隅々までお届けします。
BBQとディナーのいいところを掛け合わせた楽しい食事
レストラン「mountainman(マウンテンマン)」は金曜土曜の夜のみ営業。そして食事は19:00一斉スタートで、各回12名様限定。ただ席についてディナーを味わうだけではなく、薪を全員で囲んで薪火で調理したり、夜空の星を眺めたり、その日のお客さん同士で語り合ったり。そんなワイルドかつ贅沢な食事の時間を過ごせます。
ジビエにチーズに採れたて野菜!北海道を満喫するコース料理
春夏秋冬でコースの内容は異なりますが、そのときどきに設けられたテーマに沿った料理がたのしめます。今回伺った7月のコースは「森ノ DINNER <夏>~薪火ジビエとチーズ~」。どんな料理が出てくるかワクワクします。
まず1品目にでてきたのはトウモロコシの冷製コーンスープ。そして2品目は前菜の盛り合わせ。自家製のよもぎタルタルソースで和えられた鹿肉と、Fattoria Bio Hokkaidoのチーズ。
「それではこちらの方へ」と外の席に案内されると、3品目からはみんなで薪火調理台を囲んでの食事! 目の前の薪火調理台で調理がはじまりました。
コース中盤から屋内から屋外へ。ライブ感を楽しむ料理
屋外の薪火調理台で調理されたトマトとチーズ、ピンクのビーツみそを乗せていただくズッキーニ、そしてリコッタサラータのチーズバターで焼くジューシーなかぶが続々と出てきました。レストランの裏にある畑で採れた新鮮な野菜達は絶品!
6品目は、昆布締めをして白ワインで蒸し焼きし皮目をパリッと焼き上げた鮎を蕗のとうバターでいただきます。ルバーブのジャムとヤーコンのピクルスが添えられた「アライグマのタコス」。メインはハスカップのソースでいただく肉肉しい「ヒグマのソテー」。〆はアライグマの出汁でいただく「リゾット」。
そして、さっぱりと赤紫蘇ソースでいただく大人のメロンオレのような味わいの「ココナッツメロンソルベ」。最後は皆で「焼きマシュマロ」!ビスケットに挟めていただきました。
ポートランド感のあるお洒落なレストランからはじまり、中盤からウッドデッキでみんなで薪火調理台を囲みながら食事を味わうという、なかなか珍しいコース料理。北海道だからできる魅力が詰まっています。
真駒内駅から森の中の遊歩道を歩いて約10分。タクシーで1,000円程度。山の中を歩きながら向かうもよし、札幌駅からタクシーに乗って25分ほどで向かうもよし。札幌中心部から30分でいける山の中のレストラン。写真と文章だけでは伝えきれない魅力満載のmountainman。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
カメラマン:WATANABE YUKI
mountainman
「森ノ DINNER <夏>~薪火ジビエとチーズ~」
・金土の夜のみ開催
・19:00一斉START
・各回12名様限定
・料金 11,000(税込・飲み物別)
・オプションで食前にアウトドアサウナも楽しめます
※「~薪火ジビエとチーズ~」は2023年9月いっぱいまで
※森ノDINNERは3日前までの要予約
※予約は電話またはtablecheckから
住所:非公開(42°59'13.9"N 141°21'38.6"E・座標を頼りにお越しください)
電話:011-581-1100
SNS:最新情報はインスタグラムとWebサイトから
Instagram:mountainman_sapporo
Webサイト:http://www.mountainman-cr.com/
ライタープロフィール
鹿女 / 編集者 中村 まや
宮城県出身。グルメメディアの編集者から猟師へと転身。”鹿女まやもん”という愛称で親しまれている。おいしく命をいただくことをモットーに、鹿を獲るところから精肉まで一貫して行う。また、ロゴやパンフレットのデザイン制作やライター業、イベントの企画運営などフリーランスの編集者としても積極的に活動している。