門司のちょいうまイタリアン「choi-nori」 ひそかにランチ営業再開【北九州市】

「choi-nori(ちょいのり)」は門司区柳町、JR門司駅から徒歩約3分、駅前の横断歩道を渡って左へ、路地裏の小路を抜けてすぐ右手、柳町中央通り沿いにあります。

門司の街を優しく照らす入口の照明が目印。西鉄バス門司駅前バス停からもほど近く、利便性が良いのも魅力の1つです。

「choi-nori」ノコト

門司の地に2011年6月8日にオープン。「自分で何かをやりたい!」と、一念発起で始めて12年!

店名の由来は「ちょい(choi)としたのり(nori)で気軽にイタリアンを楽しんでほしい」という代表の阿部さんの想いと、その当時趣味ではまっていたサーフィン中、仲間から「今の、ちょいのりやったね」といわれたフレーズも合わさっているのだそう。

筆者が初めて同店を知ったのは、同店近くの商店街に向かう途中、外観がおしゃれな店舗を見かけて、「新しいカフェができたんだ!」と、嬉しくてその後何度か通るもいつもシャッターが閉まっていて、タイミングが合わないなぁと思っていたところ、部活の保護者打ち上げ会場が同店で納得。当時はディナーのみの営業形態でした。

時代ともに営業形態を柔軟に対応し、コロナ渦では、夜の営業が制限される中、ランチ営業を開始。テイクアウトのお弁当は大人気で、阿部さんの予想を上回り、テイクアウト用の容器が足りなくなることもあったとか(現在テイクアウトはおこなっていません)。

席はカウンター8席、2人用テーブルが2つ、4人用テーブルが2つの全20席。要相談ですが貸し切りも可能です(こぼれ話:おしゃれな店内の内装は当時門司(大里)にはないお店を作りたい!との思いで妻や知人に協力してもらいながら理想の形にしていったのだそう)。

メニュー紹介

訪問時の6月30日は娘の誕生日ということもあって、娘のお気に入りメニューを事前にお願いしておきました。なぜかというと、同店は阿部さんとホールスタッフ1人で対応しており、混雑時はオーダーが込み合うため、事前予約がおすすめなのです。

オーダーしたメニューを1品ずつ紹介していきます。

◆アペタイザー
席につくとまず、アペタイザー(日本の居酒屋さんのお通し)が運ばれてきます。訪問日はキュウリとトマトのマリネ・冷静スープ・揚げパスタ。マリネ液はじめ、全て手作りなのがポイント!

◆マッシュポテト
家族全員一致で必ずオーダーする1品。テイクアウトのお弁当の時にも大人気で、マッシュポテト単品で販売してほしい!というファンも(現在テイクアウトの販売はありません)。同店のマッシュポテトは、玉ねぎとベーコンをじっくりと炒め、素材の甘みをひきだした阿部さんお手製人気メニューの1つ。フランスパンにのっけて食べると思わず笑みがこぼれます。

◆生ハムサラダピザ
同店のピザは薄生地のクリスピータイプ、サイズは8インチ(約20cm)と9インチ(約23cm)の2つから選べます。ピザのソースはトマトベース、ジェノバベースの2種類が基本で、具材はそれぞれ数種類ずつあり、バルサミコ酢の効いた生ハムサラダピザもあります。今回は生ハムサラダピザを9インチでオーダーしました。

◆アヒージョ(バゲット付き)
アヒージョは具材をオリーブオイルとニンニクで煮込んだ料理。砂肝・鶏肉ときのこ・魚介の3種類があります。今回は砂肝と魚介のアヒージョをオーダーしました。アツアツのアヒージョをフーフー言いながら、旨味たっぷりのオイルにバゲットを浸して食べるのがまた格別。バゲット付きなのも嬉しいポイント。

◆パスタ
レギュラーサイズで1~2人前の量があります。12種類ほどある中から、ベーコンとなすのトマトパスタをチョイス。もちもち麺は絶妙な茹で加減。トマトソースがよく絡んでいて、終盤に運ばれてきましたが、ペロリと食べてしまいました。

その他、同店にはまだまだ美味しそうなメニューがたくさん!ドリンクも充実していて、ワインはもちろん、ビール、焼酎、カクテル、ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクもあります。普段はお酒を飲まない筆者ですが、ビールサーバーで注がれる同店の生ビール(琥珀エビス)は格別で、訪問時の楽しみでもあります。

お店の雰囲気とともに、阿部さんの人柄で、サクッと女子の1人飲みができる雰囲気も魅力です。

手作りのシフォンケーキやアフォガードは食後のお楽しみです。事前に予約をするとシフォンケーキをバースデーケーキ仕様にすることも可能です。

シフォンケーキとソルベ

12周年をむかえて~これからのこと~

「お客さんに喜んでもらえることが一番」と話す阿部さん。時代や自身のライフスタイルにあわせて変化しつつ、オープン当初から変わらず、お客さんも自分自身も楽しく!をモットーに、これからもこの場所で街を優しく照らし続けています。

そんな同店では、7月からひっそりとランチ営業を再開。同店自慢の1品「自家製トマトソースのチキンのトマト煮ランチ」ほか、3種類のメニューがあるそうです。しばらくは、水・木曜日限定。「丁寧に心を込めてお作りしています。時間にゆとりをもってお出かけください」とのことでした。

■住所/北九州市門司区柳町2-1-6
■定休日/日・月曜(変更あり、お店のInstagramで確認できます)
■営業時間/ディナー=火~木曜 17:30~22:00(金・土は23:00まで) ランチ=水・木曜 11:30~14:30
■駐車場/近隣にコインパーキングあり

※2023年8月1日現在の情報です

(ライター・kohalu.7)

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