春日山城復元 国と進める 観光庁「レガシー形成事業」で 中川市長

調査の対象となる春日山城跡

中川幹太市長は7月31日の記者会見で、上越市が申請し、国土交通省観光庁が「将来にわたって旅行者を惹きつける地域・日本の新たなレガシー形成事業(レガシー形成事業)」で採択した「春日山城の復元」事業について、「春日山の史跡地内で復元などについての主にハード事業の提案が行われる。具体的な調査内容は調整していきたい」とした。

同事業は国が100%費用を支出し、市と連携して採算性や法規制、組織体制の在り方を含めて実現性を調査する。同省北陸信越運輸局によると、調査・評価は本年度中に行われる予定。

一方で市は独自に春日山をはじめ、高田、直江津の通年観光計画策定支援をEssa(エッサ、新潟市中央区)へ委託する。両事業の関係性について「検討区域は一部重なることから、レガシー事業の委託事業者決定後に協議していきたい」と述べた。

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