「危機感を感じている」JAグループ 県に農業支援・連携強化を要請

「危機感を感じている」JAグループ 県に農業支援・連携強化を要請

 資材価格の高騰などが農家の経営を圧迫するなか、JAグループ千葉は8月1日、県に対し農業への支援や連携の強化を求める要請書を提出しました。

 JAグループ千葉の一行は1日に県庁を訪れ、JA千葉中央会の林茂壽会長から熊谷知事に要請書を手渡しました。

 要請書では、地域の農業の在り方を示す「地域計画」を策定する市町村とJAグループなどの連携が図れるように県が支援すること。さらに、生産資材の価格高騰対策として、国への働きかけを行うことなどを求めています。

 林会長は会合で、「資材価格が高騰する一方、販売価格は上げられない状況にあり、危機感を感じている」と、要請内容の必要性を強調しました。

 一方、熊谷知事は、「農業は極めて重要な産業だと考えている。皆さんの声に応えられるよう、検討を進めたい」と前向きな姿勢を示しました。

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