江口洋介が「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」で23年ぶりに二宮和也と共演。中川大志、松本若菜、中村アンも出演

フジテレビ系で10月にスタートする、二宮和也、大沢たかお、中谷美紀がトリプル主演する連続ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9:00)。このたび、主演の二宮が逃亡犯を演じる、通称“逃亡編”に主に出演するキャストが発表された。江口洋介が、二宮と23年ぶりの共演を果たすほか、中川大志、松本若菜、中村アンの出演も発表され、謎めくストーリーと豪華キャストの共演に期待が高まる。

「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブの1日を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。聖夜に何が起きるのか――。それぞれ別の人生を歩む3人の男女の物語が並行して進んでいき、最後に運命の交錯を果たす。演出は「HERO」シリーズ(フジテレビ系)、映画「マスカレードホテル」シリーズ(2019、21年)などの鈴木雅之氏が担当し、映画「翔んで埼玉」(19年)で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一氏が書き下ろすオリジナル作品。企画・プロデュースはフジテレビの「コンフィデンスマンJP」や「リーガルハイ」シリーズなど多くのコメディー作品を世に送り出してきた成河広明氏が務める。

二宮との共演は、連続ドラマ「涙をふいて」(00年)以来23年ぶりとなる江口が演じるのは、警視庁組織犯罪対策部の管理官・蜜谷満作。妻と2人の子どもがいるが、家庭を顧みる余裕などなく家族関係は冷え切っている。横浜にはびこる国際犯罪組織の撲滅にすべてをささげてきたが、その任務を果たせずにいる。そんな中、埠頭(ふとう)で銃殺事件が起き、蜜谷は記憶喪失の男・勝呂寺誠司(二宮)を追うことになる。犯罪組織と銃殺事件の関係とは? そして、誠司は一体何者なのか? ラストで明かされる事件の全貌まで1話たりとも見逃せない。

物語のキーマン・蜜谷を演じる江口は、「蜜谷は、クリスマスイブに起きた銃殺事件を機に、二宮くんが演じる逃亡犯を追うことになると聞いています。どんな展開になるか想像もつきませんが、二宮くんとの久しぶりの共演を楽しみにしています」と語り、「三つの謎と、愛と奇跡の物語がどんな展開になっていくのか、一緒に作品に関わっていくことが今から楽しみです」と期待に胸を膨らませる。

初の「月9」出演で、二宮と初共演を果たす中川は、蜜谷が追う国際犯罪組織の2代目ボス・笛花ミズキ役を担う。横浜を拠点に活動し、各国の犯罪グループと手を組んで違法薬物の密輸・密売を行っている人物だ。聖夜に起きた銃殺事件のニュースをすごい剣幕で聞き入り、容疑者である誠司をミズキ自らが追跡する。かくして、警察、組織双方から追われることになる誠司。そしてついに、警察より早く誠司の居場所を突き止めたミズキは、誠司に近づいて声をかける。

今作のオファーを受けて、チャレンジングな要素と壮大なスケールを感じたという中川は、「全貌が想像しきれない分、とてもワクワクしました。いつかご一緒したいと思っていた方々が、こんなにも一同にそろっている作品に声を掛けていただいてとってもうれしかったです」話し、二宮との共演について、「とても尊敬する方です。ずっと一緒にお芝居をしたいと思っていたのでうれしいです。二宮さんが現場でどのように演技をつくり上げていくのか、そばで見られることも楽しみですし、とにかく早くお芝居したいです」と楽しみにしている様子。

演じる上で心がけていることに関しては「この若さで、国際犯罪組織のボス役。一体どんなヤツなのか、いまだ想像がついていないところもあるのですが、この世界観に、説得力を持たせられるよう精いっぱい演じたいです」と意欲的。そして、「クリスマスと横浜の街。大好きな物が2つも揃ったこの作品の世界に飛び込めることを楽しみにしています。どんなクリスマスを迎えられるのか、視聴者の皆さんと一緒に楽しみにしたいと思います」とメッセージを送る。

「月9」に初レギュラー出演が決定した松本は、神奈川県警刑事部捜査一課主任警部補・狩宮カレン役。女性刑事初の捜査一課長の座を狙っていて、キャリアアップのためなら手段を選ばない豪腕さを見せる。捜査力には定評があり上司からの信頼も厚いが、一筋縄ではいかない危うさも秘めている。警部補として埠頭の事件現場へ駆けつける。

松本は「月9は『ミステリと言う勿れ』に、ゲストで2話連続で出演させていただきました。その時の反響がものすごかったので、やはり月9ブランドはすごいんだと確信しました」と述べ、二宮との初共演には「これまで、たくさんの作品で個性的なキャラクターを変幻自在に演じられている二宮さんのお姿を見てきたので、今回の勝呂寺誠司の過去や、記憶喪失をした後などの変化を間近で見られると思うとワクワクします」と目を輝かせる。

さらに、「私が出演する警察内の物語は息をのむような緊張感あるシーンが多いです。視聴者の方に一番感情移入してもらいやすいキャラクターになるかと思いますが、狩宮カレンもどうやら一筋縄ではいかないキャラクターのようです。出来上がっていく脚本で感じた直感を基にカレンを構築し、予測不能な展開を一緒に感じてもらえるよう演じていきたいです」と意気込む。加えて、「緊張感とユーモアと驚きがあり、一瞬も目が離せない刺激的な作品です!」と見どころをアピールした。

中村は、誠司に接触するミステリアスな女性・八幡柚杏に扮(ふん)する。逃走中の誠司の前に突如現れる柚杏は、誠司の味方なのか、敵なのか? 誠司と接触を図る柚杏にはある目的がある。

「月9」への出演は「SUITS/スーツ2」以来3年ぶりで、5回目となる中村。二宮との共演は、今回が初となる。「二宮さんの数多くの作品を拝見させていただき、毎度心を揺さぶられていました。今回ご一緒させていただけること、大変うれしく楽しみな気持ちでいっぱいです!」と声を弾ませる。現時点で詳細が明かされていないミステリアスな柚杏という役柄には、「私自身もまだどんな役柄なのか、そしてどんな物語になるのか、全貌が分かりませんが、とてもワクワクしています」とコメントしている。

逃げる誠司と、誠司を追う蜜谷とカレン、誠司を突き止めたミズキ、そして、突如として誠司の前に現れる柚杏。クリスマスイブの1日にさまざまな出来事が繰り広げられ、複雑に絡み合うストーリーはどこへ向かうのか。今回発表された“逃亡編”キャストを皮切りに、大沢が演じるシェフ・立葵時生を軸に進む“シェフ編”、中谷が演じる報道キャスター・倉内桔梗の物語“キャスター編”に出演するキャストも、今後続々と発表されていく。

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