ナポリ会長、オシムヘンのサウジへの売却も視野か。アル・ヒラルから1億4000万ユーロのオファー

写真:アル・ヒラルからオファーが届いているというオシムヘン ©Getty Images

ナポリとの契約延長交渉が停滞しているナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンについて、同クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長がサウジアラビアへの売却も検討し始めているという。イギリス『スカイスポーツ』電子版が伝えている。

オシムヘンとナポリの現行契約は2025年6月30日までとなっている。ラウレンティス会長は「我々は2年間の延長で基本合意している」としているが、報酬の額などで両者の要求に差があるため、いまだに正式な契約締結には至っていない。

一方、サウジアラビアのアル・ヒラルがオシムヘンの獲得に関心を示しており、1億4000万ユーロ(約219億6740万円)のオファーを提示しているという。また、オシムヘン本人に対しては週給100万ポンド(約1億8310万円)程度を提示しているという。

ナポリ側はオシムヘンの売却を検討する場合は1億5000万ユーロ(約235億3650万円)を望んでいるとされており、現状のアル・ヒラルのオファーは拒否される可能性が高い。

しかし、ラウレンティス会長が「断ることのできないオファーが提示された場合は検討する用意がある」と語っているだけに、アル・ヒラルが差額の1000万ユーロを上積みしたオファーを再提示し、それによって交渉が一気に進む可能性もある。

オシムヘンは2022-23シーズンのセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝くとともに、チームの33シーズンぶりのスクデット獲得に貢献した。それに伴って他のクラブからの注目度が高まり、一時はマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーが強い関心を示していたものの、高額の移籍金が必要になることに難色を示し、交渉からは撤退していた。

アル・ヒラルは今夏、ポルトガル代表MFルベン・ネヴェスやセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチなどを獲得している。

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