バイエルンとトッテナムがケイン獲得に向け首脳会談も、要求額には大幅な開き

写真:ケインを巡る首脳会談はまとまらず…… ©Getty Images

バイエルンのヤン・クリスティアン・ドレーセンCEOとテクニカルディレクター(TD)のマルコ・ネッペ氏が7月31日朝、ミュンヘンからイングランドへと向かい、ロンドンでトッテナムのダニエル・レヴィ会長らと会談したようだ。イギリス『スカイスポーツ』電子版が報じている。

両クラブ首脳はロンドンで昼食をとりながら、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインの移籍について話し合った。会談は午後まで続いたそうだが、交渉は合意には至らなかったという。

バイエルン側はケインの獲得に向けて移籍金9000万ユーロ(7710万ポンド/約141億1740万円)、出来高で1000万円(870万ポンド/約15億6870万円)、合計1億ユーロを支払う用意があることを伝えたという

しかしトッテナム側は少なくとも1億ポンド(約183億1370万円)を望んでいるようで、両者の要求額には今なお2000万ポンド(約36億6260万円)以上の開きがあるようだ。

また、トッテナム側はケインが将来的にプレミアリーグに復帰する場合に備え、買い戻し条項の付随も要求したと見られている。

バイエルンが過去に支払った移籍金の最高額は、2019年にフランス代表DFリュカ・エルナンデス(現パリ・サンジェルマン)を獲得する際に支払った8000万ユーロ(約125億4700万円)だが、ケインの獲得に成功した際は間違いなくこの金額を超え、クラブ史上最高額となるだろう。

『スカイスポーツ』電子版によると、バイエルン移籍が実現しなかった場合はトッテナムに残留する可能性が高いようで、その場合、トッテナムとしては2024年6月30日までとなっている契約の更新を目指すことになる。そのためにはトッテナムがトロフィーを獲得できるようなチームへと変貌を遂げる必要があるというが、果たしてこの移籍騒動はどのような結末を迎えるのか。

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