財津和夫、曲作りは「自分の中からトコロテンのようにポロっと出てきたモノの方がスッキリしている」と語る

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TULIP・財津和夫が、ときには（いや、最近では5月7日の放送からすでに4度目の話題として）自分の涙もろさについて話す『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、リスナーのお便りをヒントに、最後のコンサートで財津が泣かない方法について武田アナと一緒に考えます。そして、番組の最後では曲作りに関する財津の想いもポロっと語られます。

歳を重ねるといい事だらけ

40歳を迎え、体調が落ちてきた、というリスナーのお便りを紹介。
「40代、まだまだですよ・・・40・50・60・70代、それは目まぐるしく変わっていきますからね。」
「歳を重ねると、良いことがいっぱいありますからね。ぶつかっても痛くないとか、他人から誹謗中傷されてもあまり気にならないとか。本当に、歳を取るといいことだらけですよ。これから、歳を取ることを楽しみにして下さいね」
次回の放送で詳しく話してもらう予定の、財津の最新エッセイ集「じじぃは蜜の味」の放送予告を兼ねたようなオープニングの会話となった。

これからもずっとコンサートを続けていけば、最後がこないから泣かずに済む？！

「最後のコンサートの時、どうしたら泣かずにいられるか」と財津が武田アナに質問して以来、たびたび「泣き虫カズちゃん」の、涙抜きでは語れない話題を繰り返しているこの番組だが、リスナーから解決策が寄せられた。答えは簡単！最後でなければ良い、つまりこれからもずっとTULIPはジジィバンドとしてアコーステッイク体制で短時間のコンサートを続けていけばOK、という案だ。
「いいアイデアですね。ワチャワチャ好きな事すればいいんですから、最高じゃないですか。準備も何もいらない、リハーサルもスタッフもいらないよ（笑）」
泣かないためには、最後でなければ良い、と武田アナが解決策の内容に再度念を押すと
「じゃあいつまでやればいいの（笑）最後で泣くっていう前提ですけど、いつか最後は来るわけじゃないですか。その時に泣くっていう話ですよね・・・まあ、その時に90歳ぐらいだったら、もう声も涙も出ないか」
これからのTULIPについて、財津に語ってもらうつもりで話を進めているのだが、途中から財津が話の内容を意図的に脱線して、武田アナをまるで褒め殺しするように、アナウンサーという職業に関する質問と突っ込みを連打。いじわる財津爺さんが、大きな拍手までして先週の放送の『手相』の件に続いて、武田アナを大物だと囃し立てる。「その鈍感力は尊敬に値する」といじりまくる財津爺さんのいじわるの内容は、放送を聞いてのお楽しみとさせていただきます。

今日の一曲は、TULIP「悲しみに挨拶を」。1979年（昭和54年）に発売されたTULIPの2枚組アルバム「Someday Somewhere」に収録されている。50周年記念ライブの冒頭でも演奏されている（2023年からは2曲目に変更）。他のライブ曲でも同じような印象を受けるのだが、44年前のレコーディングと、50周年ツアーで披露される曲との印象が色褪せずにすんなりシンクロしてしまうところがTULIPの凄さの一つなのでしょう。

トコロテンのようにポロっと出てくる曲の方が良い

「悲しみに挨拶を」をリクエストしたリスナーからの、どういうシチュエーションでこの曲を作ったのかという質問に財津が答える。
「昔の曲だから覚えてないけど・・・昔はどんどん曲を作って、曲ができたらレコーディングして、どんどん発売していました。「コンセプトありきで『よし、それからこういう曲を作ろう』ではなく、『あー（頭の中から）出てきた、よしこれでいいや』と勢いみたいなもので曲を作ってたと思いますね」
武田アナの、それだけ忙しい時期に作った一曲という事ですね、という言葉に財津が頷くと共に
「もう一言付け加えると、それが良いなと思います。今でもそうしたいな、と思うんです。歌ってそういうものじゃないですか。（普通は）聞き手ありき、という事が前提でこういうふうに聞いてもらおうと、いう気持ちで作る訳じゃないですか。それよりも自分の中からトコロテンのようにぽろっと出てきたものを曲にする方がスッキリしてませんか？ですから聞き手よりも自分＝歌い手中心に考えて、自分勝手に作っていくという事ですかね」
そういう経緯だったらしいですよ、と武田アナがまとめたものの、財津自身が「言ってる方も良くわかりませんでした、すみませんでした」と説明が時間切れとなり謝る財津。この話題も、改めて再度語ってもらった方が良いのかもしれませんね。（宿題がいろいろ増えていますが。）

次回8月6日の放送は、通常通り18時15分（午後6時15分）からの予定ですが、野球中継が延びた場合は放送時間が変わる（繰り下がる）場合があります。
次回は、財津の最新エッセイ「じじぃは蜜の味」発売を記念して、こぼれ話などをこっそり語ってもらう予定です。

※放送情報は変更となる場合があります。