綾瀬はるか、ウクライナからの避難民に戦争の現実を聞く

TBS系では、8月14日放送の「news23」(月~木曜午後11:00、金曜午後11:30)内で、綾瀬はるかが、戦争体験者に話を聞く特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く”~ひまわりの願い~」を放送する。

2010年から毎年「news23」の特別企画で戦争体験者の声に耳を傾けてきた綾瀬。これまでは「過去の戦争体験」を聞くことが多かったが、今年は、現在も続くウクライナ戦争にフォーカス。戦禍を逃れ日本に避難してきた人たちから、故郷で今も続く戦争の現実を聞いた。

昨年2月にロシアがウクライナに軍事侵攻を開始し、まもなく1年半。戦争が終わる見通しは全く立っていない。戦禍を逃れようと多くの人が祖国のウクライナを離れ、日本にも2400人以上が避難してきている。綾瀬は、日本で暮らす避難民を支援する施設を訪問。ロシア軍が多数の民間人を虐殺した街・ブチャのすぐ近くから逃れてきたガンナさんは、ロシア軍が押し寄せた当時の状況を撮影していた。「見つかれば殺される」と感じた当時の恐怖を生々しく証言する。

また、ハルキウから逃れてきたマリアさんは、法律や日本語を勉強する学生だった。ミサイル攻撃におびえ、地下室で寝泊まりする毎日。明日が来る保証さえない日々を過ごすうちに、戦争という日常に慣れてしまったマリアさんは両親と離れて来日し、交流センターでカウンセリングを受けた時に「初めて泣いた。涙が止まらなかった」という。安全で平和な日本で過ごす日常と、故郷で続く戦争という日常。これまで過去の戦争体験を中心に証言を聞いてきた綾瀬は、23年の今、ウクライナの人から戦争について聞いて、何を感じたのか。

綾瀬は「平和な日本で、何げなく耳にする音も戦禍を経験された方々には強い不安や恐怖を感じる音になります。ある日突然平和な日常が奪われてしまうこと、耳を傾けていただいて、想像するきっかけになることを願っています」とメッセージを寄せている。

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