胸アツ…話題を呼んだ「パインアメ缶」、約70年越しに復刻

SNSで話題を呼んだ約70年前の「パインアメ缶」が復刻。8月16日に百貨店「阪神梅田本店」(大阪市北区)で数量限定発売される。

約70年の時を経て復刻した「パインアメ缶」(180g・1650円)

事の発端は、2023年3月に同社に届いた1通のメッセージ。そこには、「昨年他界した祖母の遺品を整理していたら、古いパインアメの缶を発見した」「缶を捨てようか悩んだが、どれぐらい貴重なものかをネットで調べてみると、『パインアメ』公式SNSで過去の商品の缶や瓶をネットオークションで落札したという投稿を見た」「このまま捨てるより製造元で保管してもらった方が良いのでは」と綴られていたという。

その缶は創業当初の「業平製菓」の社名が入ったもので、同社は所持していなかったため、大切に保管することを約束して引き取り。約70年ぶりに里帰りすることとなった。

この一連のエピソードを同社がツイッターに投稿すると、「素敵なお話」「胸が熱くなりました」と広がり、合計17.9万いいねが付く反響に。なかには復刻してほしいという声も多く、同社としてもこの縁を形として残したいと考え、社名など一部のデザインは現在のものにバージョンアップしたうえで復刻が実現したという。

「復刻パインアメ缶」の価格は1650円、3000缶限定。8月16〜21日に同百貨店1階の「食祭テラス」で開催されるイベント『パインなおやつ』にて登場する。

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